0123 発達と保育 年齢から読み解く子どもの世界
見方を変えれば、子どもはもっとおもしろい!
いのちと子育ての門出の0歳、“赤ちゃん”から“子ども”へ歩む1歳、自我の押し出しと移ろいやすさの2歳、依存からひとりだちへの3歳……そんな子どもたちとの楽しくも悩ましくもある日常に、少し違った視点を加えるだけで新鮮な喜びが見つかることでしょう。
本書には、年齢を1つの軸として子どもの世界を捉え、いつもの保育・子育てに笑いと希望を見いだすヒントが満載。なくても生きていけるけれど、あればちょっと元気が出たり、生活が豊かになったりする。そんな“オヤツ”のような発達心理学に触れれば、明日からの子どもとの日々がおもしろさにあふれること間違いなしです!
[ここがポイント]
◎ 具体的なエピソードから子どもの発達的特徴を学べる
◎ 明日からの保育・子育てに活かせる具体的な関わり方のヒントも豊富
◎ 各章末に便利なブックガイド付き
序 章 保育・子育ての今
――私たちの「発達」を見る視点
1 子育ての世代間ギャップ
2 専門的知識は何のため?
3 「思い出せない時代」へのまなざし
4 発達をどう見るか
5 例としての「反抗期」
6 子どもをよく「見る」こと
7 発達心理学:ミステリーのような,
あるいは「おやつ」のような
第1章 「ぼくだれかしらない でもぼくいる」
――0歳児の世界をさぐる
1 0歳児とはどんな時期?:ここに現れ,共に感じる
2 0歳児を成り立たせているもの
3 0歳児を豊かに生きるために
学びのガイド
Column 0歳から1歳へ
第2章 きみに生まれてきてよかったね
――1歳児の世界をさぐる
1 1歳児とはどんな時期?:かわいいけれどかわいくない
2 1歳児の姿はなぜ生まれるのか
3 1歳児を育てる
学びのガイド
Column 1歳から2歳へ
第3章 ボクはボクである でもけっこうテキトウ
――2歳児の世界をさぐる
1 2歳児とはどんな時期?:おそろしいけれど素敵
2 2歳児の発達を知る
3 2歳児の保育・子育て
学びのガイド
Column 2歳から3歳へ
第4章 そばにいたきみから ひとりで歩むきみへ
――3歳児の世界をさぐる
1 3歳児とはどんな時期?:自立へ踏み出し,未来に向かう
2 3歳児の姿が芽ばえるしくみ
3 3歳児の生活を支えるために
学びのガイド
終 章 これからの保育・子育て
1 「よりよく育てる」ということの罠
2 0・1・2・3歳の発達をこう読む
おわりに:研究者として,親として