子どもの心の育ちをエピソードで描く 自己肯定感を育てる保育のために
子どもの心はどのように育てられて育つのか?
嬉しさ、楽しさだけでなく、不満、怒り、不安など、複雑な心が渦巻く保育の場。保育者が子どもに心を寄り添わせることで紡ぎ出したエピソードからは、子どもの心の動きが手に取るように分かり、読み手の気持ちも大きく揺さぶられます。それはまた、いまを生きる子どもたちの心の育ちの大切さと、それを育むことの難しさとをあわせて告げるものです。いまこそ子どもの心の育ちに目を向けなければなりません。
第Ⅰ部 理論編
第1章 なぜ心の育ちを重視するのか
第2章 〈自分の心〉はどのようにして成り立つか
第Ⅱ部 エピソード記述編
第3章 乳児期(0歳児、1歳児)の心の育ちをエピソードで描く
第4章 幼児期前期(2歳児、3歳児)の心の育ちをエピソードで描く
第5章 幼児期後期(4歳児、5歳児)の心の育ちをエピソードで描く
第6章 一人の子どもの3年間の心の育ちをエピソードで描く
引用文献一覧
あとがき