観光福祉論
観光福祉とは、従来の観光政策と社会福祉を融合したものである。具体的にいえば、要支援・要介護の高齢者や障害者、児童だけでなく、健常者も含め、すべての国民が住み慣れた地域や施設、旅行先で人権が尊重され、楽しさや安らぎ、癒しを通じ、安心して生活でき、かつ自己実現が図られることを保障された社会福祉サービスの一つである。
[ここがポイント]
◎ 観光を通して福祉を学ぶ
◎ バリアフリーとノーマライゼーションの統合 を目指す
第Ⅰ章 観光福祉の位置づけ
1 観光福祉の概念・意義とその歴史的動向
2 観光福祉の意義と方法
3 観光福祉の体系
4 観光福祉の課題
第Ⅱ章 観光福祉の沿革
1 海外の観光福祉の歩み
2 わが国の観光福祉の歩み
第Ⅲ章 観光福祉の内容
1 観光福祉の行財政
2 観光福祉の民間事業・活動
第Ⅳ章 観光福祉の実際
1 北海道帯広市の屋台・サービス付き高齢者向け住宅事業
2 群馬県みなかみ町のたくみの里
3 埼玉県ふじみ野市の環境保全活動
4 東京都東久留米市のNPO都市農業活動
5 東京都日の出町の障害者支援施設
6 長野県佐久市の老人クラブ生きがい事業
7 岐阜県中津川市馬籠宿・長野県南木曽町妻籠宿のまちなみ保存運動
8 岐阜県高山市の福祉観光都市事業
9 沖縄県の「観光福祉立県」
10 ハワイの医療・観光福祉
11 スイスのエコツーリズム
図表一覧
索 引