よくわかる都市地理学
都市を中心とする地域の空間構造やそれをつくるメカニズムの考察がますます重要性を増している。そうした現代的状況に対応すべく、本書は、研究対象やアプローチの多様化が進展する都市地理学の基礎と最新の研究内容を初学者に提示するテキストである。
[ここがポイント]
◎多彩な項目で都市地理学を体系的に網羅
◎図版を多数収録しており自学自習にも最適
Ⅰ 都市への地理学的視角
1 都市地理学の視角
2 都市地理学の展開
3 社会地理学的視点の展開
4 ジェンダー
5 ロサンゼルス学派
6 都市空間と気候
7 都市発展と地形条件
8 住宅開発と災害
9 都市災害と都市防災
10 歴史的景観
コラム
1 ポール・クラヴァルの都市地理学
2 スーザン・ハンソン
3 エドワード・ソジャ
4 津波
5 ハザードマップ
Ⅱ 都市地理学の理論とアプローチ
1 立地論
2 中心地理論
3 都市システム
4 都市構造論
5 時間地理学
6 認知と行動
7 経済基盤説と地域経済循環
8 産業の集積と都市
9 社会的ネットワークと都市空間
10 都市空間分析:計量地理学の視点
11 GIS:地理情報システム
コラム
6 ポール・クルーグマン
7 ヴァルター・クリスタラー
8 順位規模法則
9 同心円理論
10 トルステン・ヘーゲルストランド
11 ピーター・グールド
12 エドワード・アルマン
Ⅲ 近代都市空間の形成
1 城下町の近代化
2 近代都市の形成
3 工業都市
4 共同消費と公共サービス
5 都市交通の発達と都市空間
6 郊外の形成
7 近代都市計画の成立
コラム
13 石川栄耀
14 関一と小林一三
15 田園都市
Ⅳ 都市空間形成の社会的メカニズム
1 人口の都市集中
2 宅地化の展開
3 都市化と都市圏形成
4 ライフコースと都市構造
5 オフィス立地と都市成長
6 通勤流動
7 都市空間の立体化
8 都市の商業とサービス業
9 インナーシティ
10 ジェントリフィケーション
11 地価と土地利用
12 流通と都市空間
13 大型店の立地展開と規制
14 都市計画
15 都市圏多核化
16 居住地域分化
コラム
16 国勢調査の都市把握
17 ケヴィン・リンチ
Ⅴ グローバル化のなかの都市空間
1 世界都市の光と影
2 都市をめぐる国際人口移動
3 都心の変化
4 都市のエスニシティ
5 途上国の都市化
6 EUの都市政策
7 国際都市観光
8 中国都市の現状と課題
9 韓国の都市
コラム
18 都市の発展段階モデル
19 丸の内の変化
20 地域暗黙知
Ⅵ 人口減少下の都市空間
1 高齢化
2 人口回帰とマンション開発
3 中心市街地の活性化
4 住宅政策の転換
5 郊外住宅地の変容
6 ニュータウンの再生 :千里で何が起っているか
7 郊外第2世代
コラム
21 フードデザート
22 都市の待機児童問題と子育て支援
23 まちづくり三法
24 住宅双六
Ⅶ これからの都市ビジョン
1 地球温暖化と都市計画
2 コンパクトシティ
3 都市と観光
4 創造都市
5 多文化共生
6 都市の二極化と社会的包摂
7 高齢化する大都市圏の地域福祉
8 安心・安全なまちづくり
9 災害復興と復興まちづくり
10 ガバナンスと都市経営
11 これからの都市像と都市地理学
コラム
25 これからの都市交通
さくいん