企業と利益がわかる 経営学入門オムニバス講義
経済、経営、会計、情報など、分野を越えて経済と社会を理解するオムニバス講義を開講し、そのユニークな授業形式と内容が注目を集めている京都経済短期大学。本書は、2013年に行われた講義の模様を完全収録。「利益」とは何か? 「企業」とは何か? 多角的なアプローチと、身近な話題から専門的な理論まで自由闊達な語りから、わかりやすく解説する、生きた経営学入門。
〔ここがポイント〕
・京都で初めて経営情報学科を設立し、今年開学20周年を迎える京都経済短期大学で一年間行われた経営学のオムニバス講義の様子を完全収録。
・短大一年生にもわかりやすい経営学入門。
・専門化した授業を打破し、学生にとって楽しACい授業を目指した、ユニークな授業の様子を知ることができる。教育学の観点からも注目。
——各講義の目の付けどころと勉強の仕方いろいろ
第Ⅰ部 利益とは? 企業とは?
第1講 利益と御利益[ごりやく](増田和夫)
第2講 日本的経営の変容(佐藤健司)
——新しい「働き方」にどのように対応すべきか
第3講 大企業と中小企業(加藤 康)
第4講 広い視野で「利益(Profit)」を捉えよう!(藤原隆信)
——営利企業、非営利組織、社会的企業の経営学
第Ⅱ部 情報学活用術
第5講 パソコンからビッグデータへ(西川 宝)
第6講 ビッグデータ活用例(松田昌人)
第7講 企業にとって情報化とは(小路真木子)
第8項 開発事例から「企業利益」と「企業とは何か」について考える(近藤光重)
第Ⅲ部 利益と税金を計算するには
第9講 簿記・会計上の利益(友田光明)
第10講 所得税・消費税の身近な知識(田中豊実)
第Ⅳ部 地域と経済学
第11講 京都の歴史と企業(山岸 忠)
第12講 京都の観光・旅の歴史(中島伸吾)
資料編 京都経済短期大学案内
資料1 オムニバス講義に対する高校生の反応——アンケート集計
資料2 京都経済短期大学の就職対策
資料3 京都経済短期大学の編入対策
資料4 「私はこうして編入試験を突破しました」
資料5 京都経済短期大学紹介——新聞記事から
事務局からのメッセージ
終わりに代えて——オムニバス講義を受けての学生の感想から
索 引