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社会運動ユニオニズム グローバル化と労働運動の再生

社会運動ユニオニズム

米国の労働運動の実態調査を基に、労働運動の再生とその一つの形式である社会運動ユニオニズムの意味について検証する。

著者 山田 信行
ジャンル 社会
シリーズ 社会 > MINERVA 社会学叢書 43
出版年月日 2014年01月30日
ISBN 9784623067909
判型・ページ数 A5・340ページ
定価 定価7,700円(本体7,000円+税)
在庫 在庫あり
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  • 内容説明
  • 目次

労働運動の「再活性化」を検証
アメリカ移民労働者の組織化の戦略と方向を実態調査から捉え、その意味と課題を分析。

近年、グローバル化のもとで格差の拡大が指摘されている一方で、多くの国々ではそれに対抗する労働運動の再生あるいは「再活性化」が指摘されている。本書は、米国における移民労働者を主体とする労働運動に関する実態調査をもとに、日本との比較も視野に含め、労働運動の再生と、その一つの形式である社会運動ユニオニズムがもつ関係論および運動論における意味と課題について明らかにする。

[ここがポイント]
◎米国でのフィールドワーク成果。労働運動は、多くの紹介があるが、実際の調査に基づいた著作は少ない。
◎米国の労働運動を検討することが主題ではあるが、同じくユニオン運動などが注目を集めている日本における事例との比較も行っている。

 第1部 グローバル化という背景
Ⅰ グローバル化・移民労働者・労働運動
 1 グローバル化がもたらしたもの
 2 主体としての移民
 3 労働運動とはなにか
 4 調査の方法と対象
 5 本書の構成

Ⅱ 社会運動ユニオニズムとはなにか――その特徴と含意
 1 はじめに
 2 特徴――社会運動ユニオニズムの実態
 3 概念――社会運動ユニオニズムをどのように把握するか
 4 含意――社会運動ユニオニズムは労働運動の再生にどのように寄与するのか
 5 まとめ――社会運動ユニオニズムの展望と制約

 第2部 主体としての移民
Ⅲ 移民労働者を組織することはなにを意味するのか――移民労働者の機能変容
 1 はじめに
 2 労使関係と移民労働者――「労使関係の歴史社会学」再論
 3 グローバル化とその効果――「ポスト新国際分業」と中核における労使関係
 4 グローバル化と社会運動ユニオニズム――移民労働者の機能変容
 5 まとめ

Ⅳ 労働運動とはなにか――ネオ・ポランニー主義と「二重の運動」の多様性
 1 はじめに
 2 ポランニー理論と労働力の商品化
 3 「労働力の商品化」を再考する
 4 労働力の商品化による「二重の運動」――その具体的形式
 5 まとめ

Ⅴ 資本主義と文化変容――移民コミュニティにおける連帯の基礎
 1 はじめに
 2 節合論再考
 3 「伝統」の再生産メカニズム
 4 「伝統」の機能変容
 5 まとめ

 第3部 組織化・制度形成・政策提言――コミュニティを基礎にした運動
Ⅵ 組織化と社会的ネットワーク――ローカル組合と労働者センター
 1 はじめに
 2 移民労働者を組織するもの――概要と活動
 3 組織化の戦術――オルガナイザーとリーダー
 4 労働者組織・ネットワーク・コミュニティ――労働組合と労働者センターとの差異
 5 まとめ

Ⅶ 労働者センターによる反スウェットショップ運動――チャイナタウンを超えて
 1 はじめに
 2 チャイナタウンにおける労働者センター――確認と若干の補足
 3 反スウェットショップ運動の展開――調査・政策・ビジョン・運動
 4 反スウェットショップ運動の関係論的含意
 5 まとめ

Ⅷ 労働 NGOによるフォーラム型労働運動――リビング・ウエイジと「労働者化」
 1 はじめに
 2 労働 NGOの組織と活動
 3 リビング・ウエイジの実効化
 4 労働運動における組織とネットワーク
 5 労働者化」と環境保護を志向する運動
 6 リビング・ウエイジと「労働者化」が意味するもの
 7 まとめ

Ⅸ ワーカーズ・コレクティブが意味するもの――日雇労働者と家事労働者の組織化にみるポスト資本主義戦略
 1 はじめに
 2 日雇労働者とハウス・クリーナー
 3 労働者センターによる活動――日雇労働プログラムと女性労働者コレクティブ
 4 ポスト資本主義戦略と主体形成
 5 まとめ

 第4部 トランスナショナリズムという方向
Ⅹ 「反システム運動」としての労働運動――「反システム性」の意味と所在
 1 はじめに
 2 「反システム運動」とはなにか
 3 「反システム性」の意味と所在
 4 グローバル化と労働運動――現在と展望
 5 まとめ

Ⅺ トランスナショナルな連携はいかにして可能か――論理・タイプ・事例
 1 はじめに
 2 連帯を生み出すもの――労働者の組織原理
 3 トランスナショナルな労働運動の可能性
 4 トランスナショナルな連帯を可能にするもの
 5 トランスナショナルな連帯を支えるもの
 6 トランスナショナルな連携活動の関係論的意味
 7 まとめ

結びにかえて 社会運動ユニオニズムの多様性――国際比較に向けて
 1 はじめに
 2 社会運動ユニオニズムの概念と背景
 3 労働運動の再生とはどのような状況を意味するのか
 4 いかにして再生の指標と程度をとらえるか
 5 労働運動はどの程度再生しているのか――日米比較
 6 日米における類似と差異

参考文献
あとがき
索  引

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