なにがちがうの? LD(学習障害)の子の見え方・感じ方
【大阪医科大学 竹田契一先生 推薦】
みんなと同じに、わかるようになりたい!
長い時間かけてがんばっているのに、なぜか、みんなと同じようにはできない、わからない。
LDは学習の困難がある障害。長い時間かけてがんばっているのに、なぜか、みんなと同じようにはできない、わからない。聞く、話す、読む、書く、計算する、推論する、それぞれの困難を感じている子どもが、それぞれの苦手さを話します。ほんとうはみんなと同じようにわかるようになりたい!そんな気持ちも。まわりの子どもの理解とはげまし、教師の適切なサポートがあれば、もっとうまくいくはず。そのヒントも盛り込みました。
[ここがポイント]
●第1章では学習場面で困っている小学生が、それそれの困難と願望を話し、困難の背景を杉本先生が解説
●学習場面でみられるつまずきをとらえて構成
●ほのぼのやさしいイラストが心情も表現
●「ぼく」「わたし」にとってどうしてくれるのがいいかを、「グッド!」と「NG」の対比で提示
●日々実践する編者の支援策も随所に
●第2章では脳のはたらきとLDの関係について小学生にもわかるように解説
●それぞれの子どもの困難と願望証言ページ、LDの知識とつきあい方のポイントQ&Aのページも掲載
●何年生でも読めるふりがなつき
この本の構成
第1章 ぼくって、わたしって、こんな感じ
1 けいすけくんの場合 ちゃんと聞いてたはずなのに…
2 みうさんの場合 上手に話せるようになりたいな
3 なつきさんの場合 わたしもすらすら読みたい
4 まさるくんの場合 読むのが大変、読んでもわからない
5 ゆうとくんの場合 がんばって書いたのに…
6 あゆみさんの場合 作文って、どう書けばいいの?
7 りくおくんの場合 なんだか、がんばれない
8 ちえさんの場合 この計算、どうするの?
9 しょうまくんの場合 みんなには簡単なの!?
ふりかえってみよう これはグッド!
第2章 LDのこと知って、つきあって
LDのこと、知ってね
できるようになりたい気持ちをわかってほしい
LD Q&A いっしょに学ぶとき知っておくといいこと
大人の読者の方へ
参考資料など