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さらば、裁判員制度 司法の混乱がもたらした悲劇

さらば、裁判員制度

施行後に噴出してきた 様々な問題を踏まえ、平易な文体で裁判員制度の問題を徹底解説する

著者 西野 喜一
ジャンル 政治・法律
出版年月日 2015年01月30日
ISBN 9784623071821
判型・ページ数 4-6・272ページ
定価 本体2,000円+税
在庫 在庫あり
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  • 目次

裁判員制度。この制度を維持するために、国はあらゆる手段を講じてきた。そして2011年には、最高裁判所大法廷が裁判員制度を合憲と判断してしまったが、この判断には問題が多いと言わざるを得ない。裁判員制度施行から時間がたち、さまざまな問題が噴出してきた。この状況を見て、何を迷う必要があろうか。『裁判員制度の正体』の著者が、平易な文体で裁判員制度の問題を徹底解説し、制度の廃止を提言する。

[ここがポイント]
◎ 具体例を交えながら、裁判員制度の問題点をわかりやすく解説する。
◎ 利害関係の思惑を解説し、国民のニーズから乖離した実態を明らかにする。

はしがき

序 章 裁判員制度の悲劇とは
  はじめに
  予備知識その1——陪審制と参審制
  予備知識その2——我が国の誤判
  予備知識その3——我が国の陪審制

 第Ⅰ部 裁判員制度の概要——制度の悲劇
第1章 裁判員制度はどのようにしてできたのか
  司法制度改革審議会
  裁判員制度の目的
  妥協の産物
  陪審制の亡霊
  審議会で議論しなかったこと
  「裁判員」という用語

第2章 裁判員制度とはどのようなものか
  裁判員審理の対象事件とその例外
  裁判員選任手続の進行
  裁判員の忌避
  補充裁判員
  補充裁判員を使い切った場合
  公 判
  評 議
  差戻審
  被告人の辞退権
  誤判に対する国家賠償
  国民参加と誤判の責任

 第Ⅱ部 「司法制度改革」の現在の姿——運用の悲劇                      
第3章 裁判員制度の本当の『正体』とは何か
  権力に癒着するマスコミの罪
  『正体』の実際——粗雑な審理
  裁判員からの逃げ方——「正規」の辞退事由
  政 令
  政令の恐怖
  法と政令の無思慮
  あの手この手
  拒否の結果
  公判開始後の「逃走」
  過料の制裁

第4章 恐怖の裁判員制度
  マスコミはあてにならない
  人生を破壊する裁判員用務
  こんな人が裁判員?——裁判員の思い上がり
  事前チェックは無理
  年齢無制限
  裁判所のありさま
  それでも審理は長期化
  公判前整理手続とは
  致命的な証拠採否
  非公開の公判前整理手続
  公判前整理手続と裁判員
  重罰化
  弁護士の甘い期待
  性犯罪の悲劇——この被害者を見よ
  境界線
  国民の離反
  事件の滞留
  「罪名落ち」
  「罪名落ち」の問題点
  裁判員擁護論者の無法
  裁判官忌避制度
  忌避制度の崩壊
  検 証
  検証はもう無理
  審理の再開
  証拠によらない裁判
  裁判所の泥縄的対応

第5章 裁判員制度に期待したそれぞれの夢と思惑
  問題の意味
  検察庁・法務省
  弁護士
  裁判所
  国家主義者
  主要な問題点
  この思想が意味しているもの

第6章 痩せる一方の制度の理念
  部分判決制度
  辞退の自由
  控訴審の扱い
  最高裁から見た一審と控訴審
  改正法案

 第Ⅲ部 最高裁判所と裁判員制度——変節の悲劇
第7章 最高裁判所の変節
  裁判員制度の憲法的序幕
  空前絶後の最高裁長官人事
  変 節
  最高裁判所事務総長の釈明
  「変節」の理由
  ある無罪判決
  「変節」の真の理由

第8章 最高裁判所大法廷判決
  憲法の意味
  「違憲のデパート」
  最高裁判決に至るまで
  被告人による裁判?
  経 過
  本判決の内容
  入口の問題
  違法な判断とその理由

第9章 疑問①そもそも憲法上国民の司法参加は可能なのか
  憲法と国民参加
  本判決の苦しい論理
  意に反する苦役
  思想・良心の自由
  公平な裁判所
  判断の構造
  「総合的検討」
  裁判官のあり方
  下級裁判所の裁判官
  陪審制排除の根拠
  他国の事情
  日本に陪審制がない理由
  陪審による誤判
  旧陪審制度との関連
  「裁判所における裁判」
  憲法制定過程での議論
  その頃に理解されていた陪審制と参審制
  帝国議会、国会での議論——のらりくらりの司法大臣
  一貫していた政府答弁
  裁判所法の問題——占領軍の強制
  不公正な比較
  参審制
  小 括

第10章 疑問②裁判員法は憲法に適合しているのか
  制度の骨格に関する判決の論理
  目的と手段
  建前論に終始
  民主的な「手術員」「教育員」「警察員」制度 
  企画自体が無理
  「陪審制よ、さようなら」という判決
  それでも裁判員制度は死守
  裁判官の独立?
  判決の循環論法

第11章 疑問③国民負担はどうなるのか
  「意に反する苦役」について
  参政権との比較は無理
  公判39回、証人63人
  「良い経験をした」?
  一体どんな判決に
  裁判員からの辞退自由を追認
  制度自体の矛盾
  金銭補償

第12章 制度折衷の悲劇と裁判官全員一致の怪
  三者の関係
  本判決の論理の問題点
  制度折衷の悲劇
  個別意見
  本判決の特異性
  「偉大な少数意見者」
  砂川事件判決からの示唆
  異様な国策判決
  「国民参加」の通弊
  プロフェッショナリズムの衰退
  マスコミの問題

第13章 裁判員制度の未解決の問題を追究する
  直接主義の崩壊
  良心の自由
  沈黙の自由の保障
  国民参加の本質
  被告人の辞退権

第14章 裁判所侮辱罪との関係
  裁判所侮辱罪とは
  裁判所侮辱罪がない我が国での状況
  予備評議
  私的検証

終 章 正義のゆくえ
  理念の混迷ふたたび
  判例による憲法変更
  統計の限界
  裁判員制度の悲劇

あとがきに代えて——さらば、裁判員制度
索 引 

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