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イタリア文化 55のキーワード

イタリア文化 55のキーワード

半島、地中海、ヴァチカン、ルネサンス、ファシズム、スローフード…複眼的な視点から多様な文化を立体的に描き出す。

著者 和田 忠彦
ジャンル テキスト > 世界史 > 各国史
テキスト > 文学・言語 > 文化史
世界史
シリーズ 文学・言語 > 世界文化シリーズ 5
出版年月日 2015年04月30日
ISBN 9784623072682
判型・ページ数 A5・304ページ
定価 定価3,080円(本体2,800円+税)
在庫 在庫あり
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  • 内容説明
  • 目次

近代国家として誕生した19世紀後半を分岐点に据え、都市国家から国民国家への転換がもたらした矛盾を浮き彫りにし、この一大転換を準備した多様な文化的事件を複眼的に見つめ直す。イタリア文化の立体像を鮮やかに描き出した一冊。

[ここがポイント]
◎ 1項目を4ページで解説。
◎ 図版を豊富に掲載し、ビジュアルでも楽しめるよう工夫。
◎ 読者の関心をひくコラムを適宜配する。
◎ わかりやすく、親しみやすい文体、エッセイ風にかかれている。

まえがき

第1章 「複数」のイタリア――都市国家のいま
 1 イタリア人とイタリア語――150年来の課題
 2 半島・島・地中海――どこまでがイタリアか
 3 都市国家コムーネ――中世から現代へ
 4 王国の伝統――誕生から王制廃止へ
 5 カンパニリズモ――故郷への愛着と反撥
 6 広場と街並――文化装置としての都市空間
 7 南部問題と移民――「他者」としての南イタリア
 〈コラム①〉守護聖人の祭

第2章 「単数」のイタリア――統一国家のゆくえ
 8 ローマ――幻想としての「永遠の都」
 9 リソルジメント――終わりなき祖国回復運動
 10 国旗と国歌――トリコローレ、「マメーリの賛歌」
 11 『ピノッキオの冒険』と『クオーレ』――児童文学が映す時代と社会
 12 共和国憲法と大統領――国民投票、改憲
 13 大学――その誕生から「ボローニャ宣言」へ
 14 イタリアのワールドカップ――「カルチョ」の祭典
 〈コラム②〉ピッツア・マルゲリータと三色旗

第3章 日常を彩る文化
 15 カトリックとフォークロア――宗教と生活あるいは儀式と祭り
 16 マリアとマンマ――矛盾を包み込む女性像
 17 パスタとカフェ――「普遍」であることの新しさ
 18 バカンス――貧しくてもゆたかな休暇
 19 マフィア――カトリック社会のもうひとつの顔
 20 ストライキと市民運動――イタリア社会の底力
 21 イタリアで暮らす――クリエイティヴに生きるということ
 〈コラム③〉「ラウレア(大学卒業)」という人生の節目

第4章 美から醜、醜から美へ
 22 ルネサンス――調和の美をもとめて
 23 バロック――美と醜の反転
 24 ロマン派とオペラ――19世紀劇場芸術
 25 美の理論――デコルムの系脈
 26 「前衛」芸術――未来派から「貧しい芸術」へ
 27 デザインとモード――工業製品から「メイド・イン・イタリー」まで
 28 建築とフォルム―様式美の系譜
 29 職人気質――美しさと美味しさをもとめて
 〈コラム④〉「美しい肌」というステイタス

第5章 内なる「他者」と外からのまなざし
 30 ヴァチカン――聖と俗のはざまで
 31 神話と民話――生の意味をもとめて
 32 ユダヤ系であること――イタリアのなかの異人
 33 秘密結社――見えないイタリア史の背骨
 34 特別自治州――少数が多様であるための特権と矛盾
 35 ジェンダーと社会運動――フェミニズムの軌跡
 36 「南」の発見―ゲーテの見たイタリア
 37 イタリアらしさ――「おしゃれで陽気」は神話なのか
 38 スローフード――環境と食のあり方の革新へ
 〈コラム⑤〉「アルバレシュ」という内なる他者

第6章 異端という天才
 39 ダンテ――『神曲』の世界
 40 レオナルド――天才伝説はつくられたのか
 41 ガリレオ――動詞としての科学
 42 ブルーノ――異端による多中心性の哲学
 43 フェルミとマヨラナ――原子物理学をめぐる可能性と謎
 44 カルヴィーノ――あたらしい小説と戦後
 45 フィレンツェと詩人――文学のはじまりとおわり
 46 アントニオーニ――「不毛」の映画
 〈コラム⑥〉放浪という罪

第7章 〈イタリア人〉をつくる
 47 トラスフォルミズモ――右派と左派の乗合国家
 48 ファシズムとレジスタンス――「解放」という歴史認識
 49 鉛の時代――テロリズムのイタリア
 50 共産党解体とベルルスコニズモ――新たな政治家のすがた
 51 汚職――日常を覆す「汚れた手(タンジェントーポリ)」と「きれいな手(マーニ・プリーテ)」
 52 移民問題――「ヴクンプラ」からボートピープルまで
 53 プレカリアートと人材流失――働くとは何か
 54 EUとイタリア――平和で豊かな欧州を目指して
 55 イタリアと日本――交流の700年
 〈コラム⑦〉移民をめぐる映画

略年表/参考文献/写真・図版出典一覧/事項索引/人名索引

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