よくわかる社会情報学
社会情報学とはなにか? 情報伝達のためのコミュニケーションの歴史的展開は音声、書字からコンピュータへと進展してきたが、本書は学としての成立、基礎概念から最新の成果までをわかりやすく解説する。
今後もますます進展することが予想される情報化時代への視座を提供する社会情報学最新の教科書である。
[ここがポイント]
◎ 社会情報学の基礎概念から最新の成果までをわかりやすく解説
◎ 見開き構成でどこからでも読める
Ⅰ 社会情報学の成立
1 情報科学(Computer Science)の勃興
2 情報学(Informatics)の成立
3 社会情報学(Socio-Informatics)の生成
4 社会情報学の研究方法
Ⅱ ネオ・サイバネティクスと生命圏
1 総 論
2 生命と情報
3 脳の発達と情報
4 言語の成立
5 感性的コミュニケーション
Ⅲ 情報過程の歴史的階層性
1 総 論
2 オーラル・コミュニケーション
3 文字を書く・読む技術
4 光学メディア
5 シネマ
6 ブロードキャスティング・システム
7 近代社会の情報論的構造
Ⅳ コンピュータのつくる言語映像圏
1 総 論
2 コンピュータの情報処理
3 マルチメディア
4 ウェブとデータベース
5 人工知能とロボット
Ⅴ コミュニケーション空間
1 総 論
2 ソーシャルメディアとコミュニケーション
3 デジタルネイティブの進化
4 ネット空間のコミュニティ
5 テレビの未来と社会的受容
6 ネット社会と情報行動の変容
7 ネット評判社会
8 ビッグデータと社会情報学
Ⅵ 社会的意思決定と情報
1 総 論
2 社会的ジレンマ
3 会議と合意形成
4 社会的選択理論と情報
5 グループウェアと意思決定支援
6 社会シミュレーション
7 インターネットと選挙
8 公共圏と熟議民主主義
9 厚生主義と非厚生主義の視点
10 社会的意思決定と自己組織性
Ⅶ 社会システムへの応用①
1 総 論
2 行政情報
3 地域コミュニティ
4 医療・福祉
5 都市・交通
6 教 育
7 災 害
8 オンライン・ショッピング
9 電子マネー
Ⅷ 社会システムへの応用②
1 総 論
2 観 光
3 デジタル・ミュージアム
4 ピア・プロダクション
5 音楽/映像配信システム
6 ゲーム
Ⅸ デジタル化される文化
1 総 論
2 オンライン・ジャーナリズム
3 記憶・記録・アーカイヴ
4 Googleの世界
5 電子書籍
6 デジタル化する博物館・美術館
7 移動とスクリーン
8 ポスト記号消費社会
9 情報資本主義
10 監視社会
Ⅹ 法・政策と情報
1 総 論
2 表現の自由・メディア・アーキテクチャ
3 通信・放送の融合・連携
4 情報公開とプライバシー・個人情報保護
5 政府規制・自主規制・共同規制
6 地域情報化政策とコミュニティ
7 音楽とコンテンツ産業
8 写真・映画と著作権
9 セキュリティーと情報倫理
Ⅺ 近未来の社会と情報技術
1 総 論
2 ネットと近未来組織
3 オープン・データ
4 集合知
5 ヴァーチャル・リアリティ
6 ポスト近代社会のメディア
Ⅻ 研究者紹介
1 クロード・シャノン
2 ニクラス・ルーマン
3 ノーバート・ウィーナー
4 ウンベルト・マトゥラーナ
5 フランシスコ・ヴァレラ
6 アラン・チューリング
7 ヴァルター・ベンヤミン
8 マーシャル・マクルーハン
9 ジル・ドゥルーズ/フェリックス・ガタリ
10 ジャン・ボードリヤール
11 グレゴリー・ベイトソン
さくいん