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朱子学入門

朱子学入門

今さら?否!今こそ朱子学 東アジアの思想原理である朱子学の世界観と基本概念をわかりやすく解説。

著者 垣内 景子
ジャンル テキスト > 哲学・思想 > 哲学・思想テキスト
哲学・思想
出版年月日 2015年08月01日
ISBN 9784623073917
判型・ページ数 4-6・232ページ
定価 本体2,500円+税
在庫 在庫あり
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  • 目次

本書は、東アジアの歴史・文化・思想を考えるうえで避けて通ることができない朱子学の基本的な世界観や考え方を概説し、朱子学への入門の手助けをすることを目指す。本書の特徴は、詳細な基本知識の解説に加え、朱子学の思想構造をより原理的に読み解くことにある。本書を通じて、朱子学が単なる過去の遺物ではなく、現代に生きる私たちとも地続きの思想問題であることを丁寧に紹介する。

 

[ここがポイント]
◎ 平易な文章で解説
◎ 思想そのものをざっくりとわかりやすく描き出す
◎ 読書案内を掲載

はじめに──私たちは自由にものを考えているか?

第一章 仏教なんてぶっとばせ──朱子学の位置
 新儒教としての朱子学
 「述べて作らず」
 御用学問化と経書
 仏教の魅力
 朱子学登場前夜
 道学と道統
 「聖人学んで到るべし」
 「心の欲する所に従いて矩を踰えず」

第二章 気のせいって何のせい?──朱子学の世界観
 気とは何か?
 陰 陽
 気質・五行
 有の世界観
 あらゆるものは気でできている
 気と生死
 気と鬼神
 祖先崇拝の問題
 気と運命・個性
 気質の変化
 心の動きも気の作用
 理気二元論

第三章 理屈っぽいのが玉に瑕──朱子学の世界認識
 朱子学=理学
 気の世界からの人間の逸脱
 理とは何か?
 個別性・多様性の原理と世界の均一感
 人間における理=性
 人はなぜ理を求めるのか?
 「きちがひにならないため」 
 理の根拠
 理が人を殺す
 理批判の難しさ
 朱熹の理批判
 理よりも物を
 高きを好む
 心と理
 性即理と心即理

第四章 たかが心、されど心──朱子学の最優先課題
 狭義の心学・広義の心学
 性と情
 性善説と性即理
 心は性情を統べる
 工夫への意志としての心
 心の紛擾をどう解決するか
 心が心を観る?
 心への迂回路
 性へのアプローチ
 意識の発動以前を意識的にコントロールする?
 「涵養はすべからく敬を用いるべし」

第五章 まずは形から──朱子学の方法・その一「居敬」
 初めての師
 未発の存養
 静 坐
 湖南学の「已発の端倪察識」
 湖南学との決別
 未発已発を一貫する方法・敬
 主一無適
 聖人の心の状態としての敬
 模倣と習慣化
 整斉厳粛
 外から内へ
 小学と敬
 居敬と格物窮理

第六章 世界は一枚のジグソーパズル──朱子学の方法・その二「格物窮理」
 格物致知
 格物=窮理
 物を見ること=理を見ること
 「致知は格物に在り」
 格る・窮める・致す
 一か百か
 豁然貫通
 世界は一枚のジグソーパズル
 真理の探究?
 格物窮理の現場
 すべては心のために
 格物窮理と居敬
 終わらない道のり
 朱熹と朱子学

第七章 ああ言えば、こう言う──朱熹と朱子学
 偽学から体制教学へ
 朱子学と科挙
 朱熹と朱子学と朱子学批判
 朱熹のバランス感覚
 ああ言えば、こう言う
 最愛の不肖の弟子の「気象」
 気象よりも工夫
 朱熹の用意した朱子学
 朱子学から最も自由な朱熹
 朱熹の用意した陽明学

第八章 心の外には何もない──朱子学と陽明学
 竹の理を窮める
 龍場の大悟
 心の外に理などない
 心即理と性即理
 不善・工夫を語る余地
 心が望めば
 誠意・致知・格物
 知行合一
 道行く人はみな聖人
 聖人にならなかった朱熹と聖人になった陽明
 陽明と陽明学
 陽明のバランス感覚

第九章 朱子学を学ぶと人柄が悪くなる?──日本の朱子学
 朱子学への嫌悪感
 「道学先生」像
 おのれのための朱子学
 朱子の直弟子になる
 朱子学の土着化
 日本の朱子学は本モノの朱子学か?
 物読み坊主とエリート官僚
 三年も喪に服するなんて
 日本が中国だ
 朱子学の有用性
 武士道と朱子学
 陽明学の有用性
 日本の無思想と朱子学

第十章 朱子は君子か?──朱熹の人物像
 困ったヤツ
 宿命のライバル
 永遠のアイドル
 聖人と君子
 聖人のことは不可知
 儒教における人物評価

おわりに──世界の辺境で朱子学を問う

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