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子どもの貧困/不利/困難を考えるⅠ 理論的アプローチと各国の取組み

子どもの貧困/不利/困難を考えるⅠ

「貧困に抗う福祉・教育プログラム」を構想する

著者 埋橋 孝文 編著
矢野 裕俊 編著
ジャンル 経済 > 社会政策
教育
社会福祉
社会
出版年月日 2015年08月10日
ISBN 9784623074051
判型・ページ数 A5・284ページ
定価 定価4,180円(本体3,800円+税)
在庫 在庫あり
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  • 内容説明
  • 目次

剝奪された資源と機会を子どもに取戻し、自己肯定感を回復させ、貧困の連鎖を断ち切るために――
「貧困/不利/困難に負けない力」をはぐくむ福祉・教育プログラムを構想する。

 

[ここがポイント]
◎ 子どもの貧困対策を考えるうえで必読書。
◎ 福祉・教育現場への実践に役立つ書。

刊行にあたって

序 章 マクロとミクロ、福祉と教育を架橋する(埋橋孝文)
 1 貧困の連鎖を断ち切るために
 2 「貧困/不利/困難に負けない力」
 3 本書の構成

 第一部 子どもの貧困に抗うために
第1章 子どもの貧困とレジリエンス――8つの論点(埋橋孝文)
 1 福祉・教育プログラムとは
 2 「子どもの貧困/不利/困難」とレジリエンス
 コラム1 香港でのインタビュー調査(埋橋孝文)

第2章 子どもの貧困と福祉・教育プログラム――子どものウェルビーイングの上のために(矢野裕俊)
 1 キー・コンピテンシー
 2 貧困に対するレジリエンス
 3 ケイパビリティ
 4 子どものウェルビーイングを高める
 5 福祉・教育プログラムへの展望

第3章 子どもの貧困をどうとらえるべきか(山村りつ)
 1 「貧困」の概念の変化と発展
 2 「剝奪」の概念を介した貧困の理解
 3 わが国における「子どもの貧困」
 4 教育格差と貧困の継承
 5 子どもの貧困への対策

第4章 子どもの自己肯定感の規定要因(阿部 彩)
 1 自己肯定感の定義と先行研究
 2 貧困と自己肯定感
 3 「大阪子ども調査」からの自己肯定感の把握
 4 子どもの自己肯定感と社会経済階層
 5 自己肯定感と家庭状況
 6 自己肯定感の規定要因
 7 防御促進(レジリエンス)要因
 8 自己肯定感の理解をめざして
 コラム2 「大阪子ども調査」の概要(阿部 彩)

第5章 児童養護施設の子どもにみる自己肯定感をはぐくむ支援 ――「生い立ちの整理」を手がかりに(田中弘美)
 1 自己肯定感をはぐくむ支援としての 「生い立ちの整理」
 2 なぜ「生い立ちの整理」は重要か
 3 「生い立ちの整理」で重要となる職員の役割とは
 4 自己肯定感向上のための2つのスタートライン
 5 一人ひとりの子どもの人生に寄り添う支援
 6 不利を抱えた子どもの自己肯定感を高めていくために

第6章 子どもの貧困に抗うための実践(田中聡子)
 1 4つの「反・子どもの貧困」の実践
 2 「江戸川中三勉強会」の取組み――生活保護世帯の学習支援
 3 釧路市高校進学プログラム「高校行こう会」の取組み――生活保護自立支援プログラムの実践1
 4 京都市「中三学習支援事業」の取組み――生活保護自立支援プログラムの実践2
 5 大阪市「子どもの家」事業の実践
 6 「反・子どもの貧困」の実践からみる子ども支援

第7章 子どもの貧困と母親の就業(室住眞麻子)
 1 女性の「未完の革命」と子どもの貧困
 2 子どもの貧困と親の就業
 3 母親の就業と育児・家事労働

 第二部 海外での子どもの貧困と対策プログラム
第8章 アメリカ――ヘッドスタート事業が示唆する「平等な教育」の現在形(室田信一)    
 1 「誇り」としてのヘッドスタート
 2 教育における平等
 3 ヘッドスタート事業とは何か
 4 ヘッドスタートをめぐる評価と現状
 5 「平等な教育」の現在形
 6 日本における子どもの貧困対策への示唆
 7 プログラム評価研究にむけて

第9章 イギリス――子どもの貧困対策の到達点(所 道彦)
 1 子どもの貧困をとらえるフレームワークの整理
 2 子どもの貧困対策の展開
 3 子どもの貧困対策の現時点での評価
 4 日本への示唆
 5 子どもが安心して日常生活できる経済的環境
 コラム3 イギリスでのインタビュー調査(山村りつ)

第10章 フィンランド――普遍主義的福祉・教育制度のゆくえ(石川素子)
 1 子どもに関連する制度と環境
 2 フィンランドにおける子どもの貧困
 3 子どもの視点から子どものウェルビーイングを考える
 4 社会の変化への対応と日本への提言
 コラム4 フィンランドでのインタビュー調査(山村りつ)

第11章 韓 国――WeスタートからDreamスタートへ(劉 眞福)
 1 Weスタート運動の背景
 2 Weスタート運動の内容
 3 プログラムの変化――新しい動き
 4 Weスタートを基盤とするDreamスタート、Nowスタート
 5 日本へ示唆するもの
 コラム5 韓国でのインタビュー調査(埋橋孝文)

終 章 福祉・教育現場での「子どもの貧困対策」にむけて(埋橋孝文・矢野裕俊・三宅洋一)
 1 貧困から脱出する学びと援助
 2 海外の貧困対策プログラムは何を示唆しているか
 3 貧困に陥らない学びと援助

あとがき(矢野裕俊)
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