おもしろい！　日本の畜産はいま 過去・現在・未来

私たちの食生活に欠かせない肉や乳、卵はいったいどのように生まれ、食卓にのぼっているのだろうか。本書は、ウシやブタ、ニワトリの「畜産」をめぐり、研究者、牧場経営者など実務家、獣医コンサルタントといった多彩な執筆陣が、その歴史的経緯や現在の課題、これからの展望を、みずからの経験をふまえて多角的に論じる。

 

［ここがポイント］
◎ 研究者、牧場経営者など実務家、獣医コンサルタントといった多彩な執筆陣が、日本の畜産業を多角的に論じる。
◎ 一般消費者に見えにくい畜産の現状を、図版資料も活用し、明快に論じる。

刊行にあたって

第１章　ウシを通して畜産を知る（広岡博之）
　　　　　――生産・流通から先端技術まで
　１ 家畜はどこから来たのか
　２ 日本におけるウシの歴史と現在
　３ 牛肉と牛乳
　４ 家畜の食べ物
　５ 生命科学と先端技術
　６ ウシを取り巻くさまざまな問題
　７ 畜産の近未来

第２章　「夢がいっぱい牧場」の展開（片岡文洋）
　　　　　――北海道での新規就農から六次産業化まで
　１ 京都・福知山で
　２ 実習時代
　３ 就　農
　４ 発展と試みの時代
　５ ヒット商品の誕生、法人化
　６ 農業は人間とともにあり続ける

第３章　松永牧場の誕生と展開（松永和平）
　　　　　――環境重視・品質本位のエコファーム
　１ 農業を夢見て
　２ さまざまな悩みの種
　３ 広がる取り組み
　４ 安心しておいしい肉を

第４章　ブタはどこから来てどこへ行くのか（佐藤正寛）
　　　　　――イノシシからブタへ・育種改良の現状と今後
　１ イノシシからブタへ
　２ ブタの中のブタ
　３ これから先のブタ

第５章　なぜ養豚は「おもしろい！」のか（大竹　聡）
　　　　　――養豚の現状と将来
　１ 養豚の世界へ
　２ 国境を越えて
　３ 日本養豚の現状
　４ 日本養豚の将来

第６章　日本の養鶏、これまでとこれから（後藤達彦）
　　　　　――卵と肉、生産から食卓まで
　１ 養鶏の歴史
　２ 卵と肉のシステム
　３ ニワトリの育種
　４ これからの養鶏と「食」

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