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政府はどこまで医療に介入すべきか イギリス医療・介護政策と公私ミックスの展望

政府はどこまで医療に介入すべきか

イギリスが示唆する公私の役割とは。NHSの変容を辿りつつ、医療制度改革の全体像を考察する

著者 堀 真奈美
ジャンル 政治・法律
出版年月日 2016年03月20日
ISBN 9784623074983
判型・ページ数 A5・288ページ
定価 本体4,000円+税
在庫 在庫あり
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  • 目次

医療制度改革が急ピッチで進むイギリス。70年近い歴史をもつNHSも、もはや「国営」のイメージだけでは捉えきれなくなり、サービスの提供形態も大きく変化している。本書は、公私ミックスのあり方に焦点を当て、サッチャーからキャメロン改革までのイギリスにおける医療制度改革の最新動向を検証。利害調整に追われ、停滞する日本の医療制度改革に対し、NHSの成果が資するものを探究する。

 

[ここがポイント]
◎ 政策研究の視点からイギリス医療制度を分析。
◎ ブレア政権以降の医療改革まで最新の状況を対象に分析。
◎ イギリス医療・介護制度について、供給、財政までを含めた学術研究の成果。

はじめに

 第Ⅰ部 イギリス医療保障の基本的枠組みと成り立ち
第1章 NHS制度の基本的特徴
 1 NHS制度の概要
 2 ゲートキーパー、ゲートオープナーとしてのGP
 3 医療機能の分化と連携
 4 NHS傘下病院主流の医療提供体制
 5 自律的な専門職集団としての医師
 Column イギリスの税金

第2章 NHS誕生小史
 1 公立病院とチャリティ病院
 2 GPのルーツと国民保険法の成立
 3 社会保障制度の体系的整備と福祉国家の誕生
 4 厳しい財政運営と待機者問題
 Column 社会保障、福祉という用語の使用法
      国民保険と保険料

第3章 サッチャー改革――内部市場の創設
 1 サッチャー政権の誕生
 2 購入機能と提供機能の分離
 Column サッチャー政権のコミュニティケア改革

第4章 ブレア改革――NHSの現代化
 1 ブレア政権の誕生
 2 維持された内部市場の枠組みと組織・機構改革
 3 予算の大幅な拡大
 4 NHSの現代化に向けた改革
 5 改革のインパクト
 Column 看護師の資格と収入
      医師の確保:外国人医師と女性医師の増加

第5章 ブラウン改革――量から質へ
 1 ブラウン政権の誕生
 2 ダルジ報告
 3 幻のナショナルケアサービス構想
 Column ケア・プログラム・アプローチ

 第Ⅱ部 変わりゆくNHS:キャメロン改革の行方
第6章 キャメロン政権の組織・機構改革
 1 キャメロン政権の誕生
 2 大規模な組織・機構改革
 3 モニターの権限・機能強化
 4 NHSコミッショニング委員会の設置
 5 CCGの創設
 6 地方自治体への権限移譲
 7 組織・機構改革で何が変わるのか
 8 従来路線上の改革
 Column キャメロン政権の歳出計画の見直し
      福祉改革:ユニバーサル・クレジット
      緊急入院の防止と統合ケアの推進

第7章 公衆衛生における地方分権
 1 もう一つの組織・機構改革
 2 公衆衛生の責任主体としての地方自治体
 3 健康・福祉向上委員会の活動
 4 改革をどのように評価するか
 Column イギリスの喫煙対策

第8章 キャメロン政権のNHS組織・機構改革の賛否
 1 反対派の見解
 2 賛成派の見解
 3 GPのジレンマ
 4 CCG創設への不安と期待

第9章 NHSスキャンダルと改革
 1 不祥事報道と厳しい世論
 2 スタフォード病院における不祥事
 3 スタフォード病院事件の余波
 4 組織の問題か、制度の問題か
 Column イギリスの高齢者とエイジズム

 第Ⅲ部 NHSにおける公私の境界
第10章 NHSの給付と適正化
 1 NHSの給付範囲の設定
 2 給付の適正化

第11章 NHSと民間保険の役割分担
 1 NHSと私費医療の相違
 2 民間医療保険のタイプ
 3 民間医療保険の役割
 4 NHS改革と民間医療保険の関係性

第12章 NHS傘下病院の経営主体の変遷
 1 NHSトラストからファンデーショントラストへ
 2 移行できない病院

 第Ⅳ部 診療報酬・規制による政策誘導
第13章 診療報酬支払方式による政策誘導
 1 経済的なインセンティブの付与
 2 プライマリケア(GP診療所)への診療報酬
 3 二次医療(病院)への診療報酬
 Column P4Pの有効性

第14章 医薬品市場に対する規制と産業促進
 1 規制産業としての医薬品産業
 2 MHRAによる薬事承認
 3 NICEによる償還
 4 先発医薬品への自主価格規制
 5 後発医薬品に対するドラッグ・タリフ
 6 医薬品規制の方向性

 第Ⅴ部 高齢者介護と終末期ケアに関する政策
第15章 ケア改革
 1 財源、運営主体の異なる医療と介護
 2 介護制度改革の必要性
 3 ディルノット報告
 4 ケア法の概要
 5 残された課題
 Column エイジ・コンサーン・ノーフォークの取り組み

第16章 認知症国家戦略
 1 認知症高齢者の対策
 2 「認知症に対する首相の挑戦」
 3 ケアのコストと質

第17章 終末期ケアとリビングウィル
 1 タブー視される「死」
 2 終末期ケア戦略
 3 日常生活を営む場所での死の増加
 4 緩和ケアと終末期ケア
 5 臨床現場における支援ツール
 6 終末期ケアの質

 第Ⅵ部 バリュー・フォー・マネーとアカウンタビリティ
第18章 英国会計検査院の取り組み
 1 英国会計検査院NAOによるVFM調査
 2 VFM調査の手順
 3 VFM調査の報告と勧告

第19章 オーディット・コミッションの取り組み
 1 オーディット・コミッションのVFM検査の方法
 2 PbRの監査
 Column 国家的不正摘発イニシアティブ

第20章 英国保健省の取り組み
 1 保健省の業務
 2 ブレア政権時代の業績評価の流れ
 3 保健省による政策評価研究
 Column 効率化によるコスト節約

第21章 アカウンタビリティの確保をどうすべきか
 1 アカウンタビリティの実際
 2 アカウンタビリティのモデル

 第Ⅶ部 イギリス医療保障をみる視座
第22章 市場指向の改革
 1 市場の失敗、政府の失敗
 2 マネジド・コンペティション論とは
 3 二つの競争
 4 スポンサー、保険者の介入
 5 内部市場における疑似保険者
 6 代理人となるべき主体
 Column 医療は公共財か
      スコットランドのNHS
      ルグランの準市場

第23章 競争原理は機能するのか
 1 1990年代における検証
 2 2000年代における検証
 3 実証研究の限界

第24章 医療保障における公私ミックス
 1 福祉多元主義
 2 福祉ミックス論
 Column ボランタリー・セクターの役割

終 章 イギリス医療保障はどこに向かうのか
 1 考察1:時代によって変わるもの、変わらないもの
 2 考察2:公私役割のあり方
 3 政策的示唆

参考文献一覧
あとがき
索 引

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