保育者論[第2版]
保育者の役割と専門性、保育者の活躍する場とその職務内容、保育者の成長とそれを支える研修のあり方など、これからの目指すべき保育者の姿を描く。はじめて保育について学ぶ大学・短大・専門学校の学生が、「保育者の仕事って魅力的だな」と思えるような、わかりやすくて、ページを自分から開きたくなるテキスト。子ども・子育て支援新制度を踏まえた改訂版。
[ここがポイント]
◎ 事例や図表を豊富に掲載
◎ 演習問題でディスカッションなどを通して学びを深める
◎ 子ども・子育て支援新制度等、近年の動向を踏まえて改訂
第1章 「保育者になる」ということ
1 「保育者」になりたいと思った理由
2 幼稚園教諭と保育士の免許・資格
3 魅力的な保育者って何だろう
第2章 保育者の一日
――具体的な仕事の流れに見える保育者のまなざし
1 一日のスタート
2 午前中の保育
3 給 食
4 午睡~おやつ
5 夕方の保育
6 一日の終わりに
7 現場からの声
8 「保育者」という仕事
第3章 子どもの思いや育ちを理解する仕事
1 子どもをわかるということ
2 子どもが育つということ
3 子どもを読み解くということ
第4章 子どもと一緒に心と体を動かす仕事
1 幼稚園の場合
2 保育所の場合――0・1・2歳児保育における保育者の役割
第5章 豊かな文化や自然との出会いをつなぐ仕事
1 絵本を通して豊かな生活を生み出す保育者
2 子どもと豊かに生活するための保育者の個性
第6章 保護者や家庭と一緒に歩む仕事
1 なぜ,子育て支援(保護者への支援)が必要か
2 保育者と保護者は子育てのパートナー
3 子ども理解を深め,子育てがおもしろくなる支援を
4 個人面談や相談の必要性
5 親同士の人間関係を深め,親のパワーを高める援助を
6 地域における子育て支援
第7章 学び合う保育者
――保育の場における保育者の成長と同僚関係
1 保育者の専門性と省察
2 仲間とともに「語り合い」,「学び合う」ために
3 「語り合い」・「学び合い」が生み出すもの
4 「語り合い」・「学び合う」時には
5 園(組織)として「語り合う」・「学び合う」関係をつくる
――誰もが自由に発言できる風土をつくるために
第8章 保育者の専門性って何だろう
――まとめにかえて
1 専門性というのはどういう意味だろう
2 引き出しをたくさんもっていることが専門性の一つ
3 かかわり方の専門性
――子ども自身の没頭保障とそれを支える安心感,信頼感
4 文化と文明の違い,そして文化的実践の大事さ
5 「クラスの倫理的な雰囲気」をつくることと専門性
6 赤ちゃんだって倫理的雰囲気は感じ取る
7 一生かけて専門性を高めていこう
●巻末資料
① 幼稚園・保育所・認定こども園にかかわる25年程度の動き
② 幼稚園・保育所・認定こども園に関係する法令等
③ 幼稚園・保育所・認定こども園にかかわる国の文書等
④ 幼稚園・保育所・認定こども園に関係するデータ
⑤ 幼稚園・保育所・認定こども園の違い