情報資源組織論[第2版] よりよい情報アクセスを支える技とシステム
情報資源関係の技術や書誌基準(目録)、主題分析(分類)などを分かりやすく解説し、書誌コントロールやネットワークなどWeb時代の情報資源をめぐる最新状況を幅広く紹介。第2版では、特に電子書籍をはじめとするデジタル資源の組織化を重視し、その作動を可能とするメタデータを詳しく解説。アーカイブ機能といった博物館資源その他とのデータの共用「MLAK連携」に至る現実と更なる方途について理解を深める。
[ここがポイント]
◎ 図書館情報学の分野で著名な山本順一先生監修の新カリ対応テキストシリーズ。
◎ 変動する状況に対応するべく、正確な知識とスキルを学ぶ。
◎ 第2版では、電子書籍をはじめとするデジタル資源の組織化について詳細に解説。
第1章 情報資源組織とは——図書館の基本的な役割
1 情報資源の組織化——図書館サービスの下支え(バックアップ)
2 現代図書館の情報資源組織化の枠組み
3 利用者と資料を結び付ける機能
コラム1 コンピュータ時代にも重要な目録、分類の知識と経験
Question1
第2章 目録の役割と種類
1 目録の役割
2 目録以外の各種ツール 書誌、索引など
3 目録の種類
コラム2 OPACって何だろう
Question2
第3章 目録記入の構成
1 記入(entry)とその構造
2 標目と目録の種類
3 目録システムにおける“記述”
コラム3 VIAF
Question3
第4章 書誌コントロールとその沿革
1 書誌コントロール
2 集中目録作業、共同目録作業の沿革
3 OPACの管理と運用
コラム4.1 MARC
コラム4. 公共図書館と書誌データの活用
Question4
第5章 目録の検索、検索への備え
1 タイトルや著者からの検索
2 主題検索 件名目録、分類目録
コラム5 件名標目表とシソーラス
Question5
第6章 書架分類——分類順配架
1 配架と分類
2 分類表 分類作業のためのツール
3 分類作業 分類記号を付与するための作業
4 所在記号(請求記号)
コラム6 学校図書館における配架
Question6
第7章 目録・書誌の基準とその歴史
1 目録規則の意義
2 近代目録規則の歴史(20世紀前半まで)
3 図書館目録に関する世界標準
4 20世紀後半の目録規則 国際原則のフィードバック
5 『日本目録規則』1987年版改訂3版の規則概要
コラム7 FRBRとは
Question7
第8章 デジタル情報資源の組織化とメタデータ
1 デジタル情報資源の組織化
2 デジタル情報資源のネットワーク化とメタデータ
3 デジタルアーカイブシステム―—記述メタデータ以外のメタデータ
コラム8.1 図書館とエンコーディング方式
コラム8.2 メタデータの応用プログラム―—OAI-PMHハーベスティング
Question8
第9章 多様な情報資源組織
1 図書以外の情報資源の目録と情報の保管運用
2 各種図書館における情報資源組織化
3 情報資源組織化の今後とMLA連携
Question9
参考文献
索 引