• 哲学・思想
  • 政治・法律
  • 心理
  • 世界史
  • 経済
  • 教育
  • 日本史
  • 経営
  • 保育
  • 社会福祉
  • 社会
  • 評論・自伝
  • 自然科学
  • 児童書
  • 文学・言語
  • 資格・実用

日清開戦前夜における日本のインテリジェンス 明治前期の軍事情報活動と外交政策

日清開戦前夜における日本のインテリジェンス

陸海軍、外務省、情報収集活動の実態と対外認識・政策形成に与えた影響を検証する。

著者 関 誠
ジャンル 日本史
政治・法律
シリーズ 日本史 > MINERVA 日本史ライブラリー 28
出版年月日 2016年03月30日
ISBN 9784623076659
判型・ページ数 A5・424ページ
定価 定価7,150円(本体6,500円+税)
在庫 在庫あり
ショッピングカートに入れる
書評投稿はこちら
この本に関するお問い合わせ、感想
  • 内容説明
  • 目次

本書は、近代日本情報史の通史的考察の出発点となる明治前期日本の情報活動を明らかにする。この期間の軍事情報活動と情報関係者の対外認識を明らかにし、政府の対外政策を検証。多数の未利用史料を踏査し、陸海軍、外務省、政府全体の対清・対露活動における情報収集から対外政策への活用まで、日本の情報活動の全体を対象とした。単なる情報史でなく外交史研究との架橋を初めて試みた画期的研究成果。

 

[ここがポイント]
◎ 日清戦争開戦までの日本の情報戦略の実態を一次資料の踏査と分析から明らかにする。
◎ 陸海軍、外務省における情報活用とその政策形成・決定過程を詳解。

凡  例

序 章 近代日本インテリジェンスの黎明期を探る
 1 情報史・外交史としての意義と少ない先行研究
 2 視座:intelligenceの3つの意味(組織・過程・成果)から
 3 情報関係者たちの足跡を示す文書
 4 本書の構成 

第1章 壬午事変以前の情報と政策
    ——近代的情報活動の萌芽
はじめに
 1 陸軍:参謀本部設置と組織的対清情報活動の開始
 2 海軍:未組織な情報活動とイギリス・欧州モデルの胎動
 3 政府・外務省:未熟な外務省情報体制と政府直属の情報収集者たち
 4 壬午事変前後の情報と政策:明治日本の「パール・ハーバー」ショック
おわりに:対清楽観論の終わりと対清情報活動の目覚め

第2章 壬午事変・天津条約間期の情報と政策
    ——対清情報体制強化と東アジアの激動
はじめに
 1 壬午事変直後の情報体制強化論
 2 甲申事変までの情報体制強化:変動期に間に合ったか
 3 情報関係者の対清認識:清国は強国化するか、衰退するか
 4 天津条約前後の情報と政策:情報不在の政策論争
おわりに:情報活動とは乖離した不毛な政策論争

第3章 天津条約後の情報と政策
    ——協調か、強硬か、対清認識・政策論の分水嶺
はじめに:対立する協調論と強硬論はいかなる情報を得たのか
 1 陸軍:清国からロシアへの情報体制シフト
 2 海軍:組織的情報活動の発展と諸成果の蓄積
 3 政府・外務省:日清協調の経済的利益の可能性
 4 1890年山縣内閣の軍拡論争と情報:情報から乖離した協調論
おわりに:情報の裏付けを見出せない日清協調論と情報活用を進める強硬論  256

第4章 1890年代日清戦争までの情報と政策
    ——情報から乖離した協調政策の破綻
はじめに
 1 陸軍:対清・対露情報活動の総決算
 2 海軍:清国衰退論の主流化と想定戦域の調査
 3 外務省:清国衰退論の本格的登場
 4 開戦過程における情報と政策 1894年5-7月:情報体制を握った強硬派と孤立した協調派
おわりに:情報なき協調政策の破綻

終 章 活発な情報活動と情報なき対外政策
 1 外交史の背景:情報なき協調政策の破綻と情報に裏付けられた対清強硬論
 2 明治前期情報史:陸海外三者三様の情報活動と乖離する対外政策
 3 近代日本情報史の視点:明治と昭和—類似した構造と異なる結果
 4 今後の課題:政府外の情報ネットワーク、近代日本情報史の可能性

主要言及文献一覧
史料名略記一覧
あとがき
人名索引
事項索引

関連書籍

PAGE TOP

  • 在庫のお問い合わせについて
  • テキスト採用をお考えの方へ
  • 補助教材
  • 書店様へ
  • 発達_定期購読
  • 究 定期購読
  • 公認心理師カリキュラム対応テキストのご案内
  • ミネルヴァ通信ダウンロード
  • 最新保育小六法・資料集2023_サポートページ

お知らせ

RSS
もっと見る
  • 新刊一覧
  • シリーズ一覧
  • 近刊一覧
  • 重版一覧
  • 受賞一覧
  • カートを見る

会社概要

株式会社 ミネルヴァ書房

- 学術図書出版 -

【本社】
京都市山科区日ノ岡堤谷町1

アクセスマップ

(代表) Tel. 075-581-5191
  Fax.075-581-8379
(営業) Tel. 075-581-0296
  Fax.075-581-0589

【東京】
〒101-0062
東京都千代田区神田駿河台3-6-1
菱和ビルディング2階

アクセスマップ

Tel. 03-3525-8460

Fax. 03-3525-8461