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昭和思想史としての小泉信三 新刊 民主と保守の超克

昭和思想史としての小泉信三

近代経済学・マルクス主義・平和論・帝室論…戦前・戦中・戦後、「勇気ある自由人」、思想の軌跡

著者 楠 茂樹
楠 美佐子
ジャンル 哲学・思想
日本史
出版年月日 2017年01月20日
ISBN 9784623077373
判型・ページ数 4-6・392ページ
定価 本体4,000円+税
在庫 在庫あり
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  • 目次

経済学の第一線の研究者として活躍し、文芸評論にも長け、戦後は平和論、帝室論にまで重要な足跡を残した小泉信三。本書は、ゼロ地点から福澤諭吉、ハイエクとの知的交流、そして戦前・戦中・戦後の思想的遍歴を捉える。それは、曖昧な「リベラル」「保守」「自由」「愛国」などの言葉では語ることはできない。「勇気ある自由人」小泉信三没後五〇年に送り出す小泉を通した昭和思想史。


 

[ここがポイント]
◎ これまで断片的にしか捉えられていない小泉の思想昭和史を通して捉える。
◎ 日本人への啓蒙に勤しみ、また戦後の重要な政治シーンに深く関わった小泉をゼロ地点から見据える。
◎ 今上天皇の教育掛であった小泉の教えとは何か。退位のご意向を考えるヒントに。

はしがき

序 章 思想史としての小泉信三
 1 福澤諭吉と小泉信三
 2 保守的な自由主義
 3 ハイエクとの比較
 4 日本を問い直す
 5 本書の構成

第1章 明治期における小泉信三
 1 福澤との距離
 2 恩 師
 3 青年小泉の主張

第2章 経済学、経済学史、社会思想史研究
 1 研究者としての歩み
 2 経済学、経済学史研究
 3 社会思想史研究
 4 マルクス主義者との闘い
 5 体系的思想の萌芽

第3章 塾長時代における福澤との邂逅
 1 指導者となる
 2 福澤への言及
 3 戦争へ
 4 「青い鳥」――戦後の小泉への架橋

第4章 戦後三部作における思想形成
 1 塾長を辞め自由に語るようになる
 2 『共産主義批判の常識』
 3 『私とマルクシズム』
 4 『共産主義と人間尊重』
 5 福澤主義者、小泉へ

第5章 「秩序ある進歩」に見る思想の構造
 1 平和における進歩
 2 「秩序」と「進歩」
 3 平和と法
 4 個人主義の基礎としての道徳と教育
 5 日本と日本人
 6 心身の鍛錬の重要性
 7 独立を妨げるもの

第6章 「保守」派の様相
 1 「保守」派小泉の争点
 2 講和論と平和論
 3 日本語――新仮名遣いの問題
 4 天皇と皇室
 5 保守の様相

第7章 ハイエクとの知的交錯
 1 共通の敵
 2 小泉に見るハイエク
 3 社会主義批判の変容
 4 民主主義をめぐる小泉信三とハイエク
 5 個人と全体
 6 福祉国家論
 7 保守性と非保守性
 8 課題の相違

第8章 思想としての小泉主義
 1 新しい福澤諭吉
 2 小泉における個人と自由
 3 考える保守
 4 自由主義の新旧
 5 言論の作法
 6 小泉の「奉ずる主義」

参考文献
あとがき
人名・事項索引

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