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ソーシャル・キャピタルの世界 学術的有効性・政策的含意と統計・解析手法の検証

ソーシャル・キャピタルの世界

約40年にわたる研究を総括。統計・解析の際に陥りやすい「罠」への対処法と社会システムのリデザインのための政策を提言。

著者 稲葉 陽二
吉野 諒三
ジャンル 経済 > 社会政策
社会
シリーズ 経済 > 叢書ソーシャル・キャピタル 1
出版年月日 2016年08月30日
ISBN 9784623077694
判型・ページ数 A5・306ページ
定価 定価4,400円(本体4,000円+税)
在庫 在庫あり
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  • 内容説明
  • 目次

ソーシャル・キャピタルは、経済学、政治学、社会学、教育学、公衆衛生学など広範な学術領域で引用される文字通り学際的な概念であり、「健康日本21(第二次)」に関する資料でも取り上げられるなど政策においても重要な概念である。本書は、過去約40年にわたる研究を総括した上で、この概念がもつ学術的有効性・政策的含意に関する考察と、統計・解析の手法をまとめたものである。「叢書ソーシャル・キャピタル」(全七巻)の第一巻。

 

[ここがポイント]
◎ 過去約40年にわたるソーシャル・キャピタル研究を総括し、この概念に基づく社会システムのリデザインのための政策を提言。
◎ 東日本大震災・経済格差問題の事例を基に、学術的有効性と政策的含 意について考察。
◎ 統計・解析を行う際に陥りやすい「罠」を指摘するとともに、その対処方法を提示。

「叢書ソーシャル・キャピタル」刊行にあたって

まえがき
序 章 「こころ」を測ることは可能か(稲葉陽二)
 第Ⅰ部 学術的有効性と政策的含意(稲葉陽二)
第1章 ソーシャル・キャピタルはどのような概念か──格差問題・震災の事例から
 1 毀誉褒貶の激しい概念
 2 格差問題を的確に把握できる概念
 3 個人と社会をつなぐ概念──災害への対応を例に
 4 過去の経緯も反映するストックの概念──社会的孤立を例に

第2章 定義をめぐる議論
 1 誰が論じてきたか
 2 定義づけのための4つの視点
 3 構成要素間の関係性をどう捉えるのか
 4 本書におけるソーシャル・キャピタルの定義

第3章 ソーシャル・キャピタル研究による社会貢献の可能性──批判をめぐる議論から
 1 政策担当者の認知度と学術的な批判
 2 ソーシャル・キャピタルに対する批判
 3 収束しつつある定義・測定をめぐる議論──ソーシャル・キャピタルに基づく政策提言の可能性
 4 社会的つながりのための能力向上と幸福の増進──ソーシャル・キャピタルがもつ2つの側面

第4章 東日本大震災と経済格差──ソーシャル・キャピタルへの影響を考える
 1 暮らしの安心・信頼・社会参加に関するアンケート調査
 2 2013年調査の実施概要
 3 調査項目の構成・内容と尋ね方は妥当か
 4 ソーシャル・キャピタルとQOLの関係
 5 日本の社会関係は10年間でどう変わったか──特定化信頼とつきあいの頻度の大幅な低下
 6 東日本大震災が被災地のソーシャル・キャピタルに与えた影響
 7 経済格差はソーシャル・キャピタルを壊す
 8 ソーシャル・キャピタルでみる日本社会の変容

第5章 地域特性の表現と政策的含意──社会システムのリデザインに向けた課題
 1 ソーシャル・キャピタルからみた地域の特性
 2 ソーシャル・キャピタルの政策的含意再考

 第Ⅱ部 計量と解析の視点(吉野諒三)
第6章 統計的解析の視点からみた計量
 1 「国民性」調査の系譜
 2 科学的測定とは
 3 定義と計量の関係
 4 統計的指標
 5 統計量に関する技術的注意

第7章 データ収集とデータ解析のリテラシー
 1 「統計的無作為標本抽出調査」と「公理的測定論」
 2 データ収集における統計的標本抽出
 3 データ解析における尺度理論
 4 データ解析の作法

第8章 意識の国際比較調査──CLAからCULMANへ
 1 戦後の統計的意識調査から国際比較までの道のり
 2 国際比較のパラダイム──計量的文明論の確立に向けて
 3 調査の方法論から政策立案へ──「東アジア共同体」から「東アジア多様体」へ

第9章 「主観的階層帰属意識」「満足感」と「信頼感」の解析
 1 調査における質問項目の尺度
 2 社会調査の「測定」としての枠組み──測定者と被測定対象と表現法
 3 「主観的階層帰属意識」の日米の時系列比較
 4 満足感の国際比較データ
 5 「信頼感」の尺度──継時的比較と国際比較
 6 調査と政策立案への示唆

あとがき
索  引

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