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「軍事研究」の戦後史 科学者はどう向きあってきたか

「軍事研究」の戦後史

「軍事研究に手を染めない」を貫けるか。戦後日本で起きた事件・論争をふりかえり、学術界が軍事とどう向きあうべきか考える。

著者 杉山 滋郎
ジャンル 日本史
出版年月日 2017年01月20日
ISBN 9784623078622
判型・ページ数 4-6・320ページ
定価 定価3,300円(本体3,000円+税)
在庫 在庫あり
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  • 内容説明
  • 目次

「軍事研究に手を染めない」としてきた日本の学術界がいま揺らいでいる。防衛のための軍事研究は必要との主張が出てきたからだ。宇宙開発や、人工知能、バイオテクノロジーなど最先端の科学技術は、軍事にも民生にも役立つ(デュアルユース)、だからこれまでの方針は足かせになるという意見もある。これに対し本書は「軍事研究に手を染めない」方針がどのように確立し機能してきたのか、無理や限界がなかったのかを歴史に問い、新たな情況下で初心を生かす道を探る。


 

[ここがポイント]
◎「軍事研究」をめぐる評価が時代と共に変わりゆく様子がよくわかる。
◎軍事研究について歴史的視点に加え、第5章で今日の状況をどう考えるべきか、中立的な立場から検討を加える。

 

はじめに

第1章 「軍事研究」前史――ダイナマイトから七三一部隊まで
 1 欧米の科学者たち――戦争にどう向きあったか
 2 日本の科学者たち――軍事研究が当たり前の時代に

第2章 冷戦がすすむなかで――大学が聖域になったとき
 1 日本学術会議の声明
 2 中谷宇吉郎が巻き起こした論争
 3 科学者京都会議
 4 東京大学で軍事研究か

第3章 ベトナム戦争の時代――「平和の目的に限り」の定着
 1 米軍資金をめぐる問題
 2 物理学会の「決議三」
 3 「平和の目的に限り」の定着
 4 ベトナム戦争とアメリカの科学者たち

第4章 新冷戦の時代――「平和の目的に限り」の裏で
 1 「軍事」の拡大
 2 第五回科学者京都会議
 3 宇宙の軍事利用
 4 大学人や研究者の声明・宣言
 5 生物戦にかかわる研究か

第5章 冷戦終結後――進みゆく「デュアルユース」
 1 宇宙の開発利用と安全保障
 2 デュアルユースを梃子に
 3 生命科学におけるデュアルユース
 4 神経科学におけるデュアルユース
 5 学術界の反応

第6章 軍事研究の是非を問う――何をどこまで認めるか
 1 これまでをふりかえる
 2 軍事研究はすべて否定されるべきか
 3 歯止めをどうかけるか
 4 科学技術の順調な発展のために


おわりに
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