昔の貧困・今の貧困 歴史的変化 変わる貧困と変わらない貧困を考えよう!
海外では、貧困で食べる物もなく、住む家もなく……という話をよく聞きます。貧困のために子どもが学校にいけない。働かなければならない。そうした状況を貧困だとするならば、日本の子どもの6人に1人が貧困だといわれてもピンとこないだろう。そもそも貧困とは、どういうことだろうか。このシリーズでは、巻ごとに異なった視点で世界と日本の貧困について考えていく。どの巻にも、世界の国ぐにと日本のようすを記している。
第2巻では、日本や世界の「変わる貧困」と「変わらない貧困」について、教育、就職、住居環境などさまざまな側面から、写真や資料で紹介。経済格差が生まれ、拡大する原因や現代社会の情報格差についても見ていく。
[シリーズのポイント]
◎ 池上彰氏監修、世界と日本の貧困問題について、わかりやすい文章と豊富な写真や資料で多角的に解説。多様な見方を身につけることができる。
◎ 1つのテーマを3冊それぞれ「異なった視点」で見せ、シリーズ全体として、「貧困」の全体像をみせる今までにない構成を採用。
・はじめにで、子どもにも身近な問題として意識をもつことができるように導入。シリーズの構成、視点が明確に書かれていて、貧困への問題意識を広げるのに役立つ。
2 日本の「お金もち」の変化
3 「貧困率」で見る日本
4 日本の格差が拡大するいくつかの理由
5 貧富の差が大きい国アメリカ
コラム●ゲットーとゲーテッドタウン
6 昔と今が大きく違う国
7 中国の貧富の差の拡大
8 イギリスの変わらぬ階級社会
9 IT大国インドでは
10 IT技術がうんだあらたな経済格差
コラム●インターネット事情と英語の関係
11 日本の情報格差
用語解説
さくいん