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書の風景 作品論

書の風景 作品論

一休・良寛らの名僧から漱石・鷗外らの文豪、現代の作家まで、文豪や名僧の筆蹟を読み解く![解説/外岡秀俊]

著者 石川 九楊
ジャンル 哲学・思想
シリーズ 哲学・思想 > 石川九楊著作集
出版年月日 2017年02月09日
ISBN 9784623077540
判型・ページ数 A5・776ページ
定価 本体9,000円+税
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  • 内容説明
  • 目次

歴史に名を刻んだ一休・良寛らの名僧から漱石・鷗外らの文豪、現代の作家まで、彼らが残した筆蹟はなにを物語るのか? 一点一画の〈筆蝕〉から書の本質に迫り、その人物像や現在までの書字の変遷をも浮き彫りにする![解説/外岡秀俊]

 

[ここがポイント]
◎ 名僧、文豪、作家、思想家…その筆蹟からその人物の思想、スタイルを読み解く作品論。
◎ 歴史を動かした人物の筆蹟から歴史を読み解く。


 

[序 書の風景]

 Ⅰ
   最後の明治の臭気――坪内逍遙
   墓碑銘――森鷗外
   書家でない書――夏目漱石
   褪色しない書きぶり――二葉亭四迷
   時代の刻印――尾崎紅葉
   滋味の書――幸田露伴
   若さのきらめき――樋口一葉
   筆先への心配り――泉鏡花
   習書の痕――田山花袋
   規矩の書――島崎藤村
   行き届いた神経――芥川龍之介
   平明と禁欲――有島武郎
   枯 淡――有島生馬
   湿った荒さ――里見弴
   無技巧の書――武者小路実篤
   積木のように――志賀直哉
   くすんだ世界――中里介山
   悪戯の書――長谷川伸
   普段着姿――佐藤春夫
   粘液性の形象――川端康成
   文字霊――中島敦
   雑然の意味――太宰治
   無頓着の書――坂口安吾
   「無法書話」と書の行方――石川淳

 Ⅱ
   難渋の印象――佐佐木信綱
   戯れの書――清水比庵
   なまめかしの美――尾上柴舟・吉沢義則
   リフレーンの書――窪田空穂
   時代の因習への挑戦――与謝野晶子
   硬き古風――山川登美子
   平明の書――会津八一
   求道の書――斎藤茂吉
   揮毫の旅――若山牧水
   緩やかな流れ――北原白秋
   和様とともに――吉井勇
   造形の書――高村光太郎
   書が似合わない――萩原朔太郎
   原稿用紙によく映る――石川啄木
   ペン書きの筆意――宮沢賢治
   閑寂と思いやり――室生犀星
   平易の書――堀口大学
   幼な児のように――八木重吉
   漢意への憧憬――三好達治
   生の造形――吉野秀雄
   書を楽しむ――草野心平
   ペンの書――中原中也

 Ⅲ
   古風から絶筆へ――正岡子規
   下手な字讃歌――中村不折
   情念の噴出――伊藤観魚
   木簡からの啓示――河東碧梧桐
   自然の書――高浜虚子
   不定の形象――冨田渓仙
   老境の書――荻原井泉水
   書の間――中塚一碧楼
   静かさと艶と――水原秋桜子
   柔軟さの陰の硬質――山口誓子
   「線」の形象――種田山頭火
   淡々としたリズム――尾崎放哉
   諧謔と執着――川端茅舎
   良寛とともに――津田青楓
   良寛への追慕――安田靫彦
   苦心の書――村上華岳
   初心の書――中川一政
   絢爛の書――勅使河原蒼風
   放射の書――岡本太郎
   書への気負い――白井晟一

 Ⅳ
   凄絶の来るところ――富岡鉄斎
   書は美術ならず論争――岡倉天心
   風雲の書――徳富蘇峰
   古典への傾斜――内藤湖南
   正統の論――長尾雨山
   意志のリズム――西田幾多郎
   流れへの傾き――津田左右吉
   個的なものと運筆と――寺田寅彦
   古風な影が――柳田国男
   自己確認の書――河上肇
   書が大嫌い――山川均
   温和なたたずまい――和辻哲郎
   粘りと穏やかさと――平塚らいてう
   何の変哲もない――柳宗悦
   書よりも論――福本和夫
   死際の書――北一輝
   解 説


[現代作家一〇〇人の字]
 Ⅰ
   北村透谷――蛇行と直行
   正宗白鳥――拙筆を自認
   徳田秋声――たしかな骨格
   鈴木三重吉/小川未明――規範からの遠心
   永井荷風――複雑が生む魅力
   谷崎潤一郎――光悦の臨書を日課
   岡本かの子――ゆらぎの書
   久保田万太郎――白き書
   梶井基次郎――病的匂いなく
   林芙美子――不馴れと馴れ
   堀辰雄――大胆に軽やかに
   吉川英治――王朝の書をモデルに
   山本周五郎――いさぎよい書
   松本清張――虚構の造形
   江戸川乱歩――気難しい顔付き
   海音寺潮五郎――鋭い切れ味
   司馬遼太郎――陽性の書

 Ⅱ
   大岡昇平――乾いた視線
   野間宏――文字規範力の低下
   武田泰淳――古典の淡き影
   梅崎春生――暗澹の書
   椎名麟三――鈍重の響き
   島尾敏雄――書の造形の来るところ
   深沢七郎――厭世と諷刺
   福永武彦――揮毫の功罪
   吉行淳之介――退嬰と揶揄と
   安部公房――ジャンルの越境
   三島由紀夫――温感の書
   立原正秋――速度だけが虚ろに
   水上勉/藤本義一/五木寛之――運筆の快感
   野坂昭如――ペン書きの時代に
   開高健――「筆ペン」の限界
   大岡信――「書は人なり」ということ
   大江健三郎――書の終焉
   瀬戸内寂聴――墨痕のクレバス
   田辺聖子――女の表情
   星新一――習字でノイローゼ克服
   筒井康隆――硬筆の手さばきで
   井上ひさし/山藤章二――当世「丸文字」風

 Ⅲ
   土井晩翠/竹久夢二――〈流れ〉と〈流れ〉の喪失
   島木赤彦――きまじめな書
   釈迢空――情念のうねり
   滝井孝作――書き馴れた眼
   中村草田男/加藤楸邨/石田波郷――粒立つ文字
   西脇順三郎――毛筆の現代詩
   小野十三郎――詩と書の変容
   萩原恭次郎――視覚詩と書
   吉田一穂――点と線
   高橋新吉――率意の滋味
   立原道造/島木健作――活字と書
   吉本隆明――植え込まれる文字
   谷川雁――自筆詩集
   武満徹――点と音
   谷川俊太郎――文字と磁場

 Ⅳ
   小川芋銭/小川千甕――飄逸の書
   吉川霊華――やや古風な流れ
   北大路魯山人――穏潤の書
   熊谷守一――淡き書
   河井寛次郎――群魂の書
   富本憲吉――炎を見る者
   棟方志功――肉筆の板画文字
   東山魁夷――基本に忠実
   鏑木清方――心にくいばかり
   横尾忠則――異邦人の視線
   長谷川町子――サザエさんの文字学

 Ⅴ
   副島種臣――構図の発見
   犬養毅――『木堂翰墨談』
   野上弥生子――硬質の骨格
   亀井勝一郎――墨蹟の匂い
   唐木順三――「戒語」の書
   福田恆存――膠着の書
   保田與重郎――文人の書
   小林秀雄――贋作と美の価値
   吉川幸次郎――伝統の面影
   白川静――文字学の現在
   花森安治――クレヨン文字
   糸井重里――現代若者文字

 Ⅵ
   中上健次――危険な接点
   吉増剛造――速度感と成熟
   荒木経惟――悩ましき字
   椎名誠――書の終焉の中で
   俵万智――不思議な符合
   吉本ばなな――作家とワープロ
   望月通陽――人形のような線
   ビートたけし――バランスの良いサイン

   現在の書を分類する
    ①林真理子/宮城谷昌光――習字モデル派
    ②山田詠美/宮部みゆき――丸文字派
    ③村上春樹/篠原ともえ――イラスト文字派
    ④大沢在昌――現在の無頼派
   「酒鬼薔薇聖斗」――悲しい闘争宣言


[名僧の書――歴史をつくった五〇人]

はじめに

第一章 建国・擬似中国時代の僧――国づくりを担った七人
   奈良写経――国づくりの書
   鑑真・恵雲――王羲之立国・日本
   道鏡――抽斗の多い書
   最澄・空海――比叡山と高野山
   空海――もうひとつの顔
   円珍――万葉仮名から女手へ

第二章 日本文化確立時代の僧――日本仏教を拓いた八人
   西念――片仮名の歌
   西行――新古今時代の古今思慕
   法然――粘りと切れと覚悟
   栄西・俊芿――黄庭堅の書の衝撃
   親鸞・恵信尼――茫洋と逆説
   明恵――線の太さと信仰の強靭

第三章 大陸からの亡命僧とその影響――政治と学問に勤しんだ一六人
   道 元――圭、直、振幅
   蘭溪道隆・無学祖元――二人の亡命僧の力
   日蓮――異形の書
   円爾・癡兀大慧――末期の書の魅惑
   一山一寧・雪村友梅――大陸の自信、弧島の律儀
   宗峰妙超――墨蹟の和様化
   夢窓疎石・義堂周信・絶海中津――大陸の書との遠近
   大智――黄庭堅の謙虚な学習
   一休宗純――墨蹟の変質
   古嶽宗亘・一絲文守――月と団子そして龍、異界への通路

第四章 政教分離後の僧――表現へと向かう一九人
   以心崇伝・天海――法的な骨と優柔の肉
   藤原惺窩・林羅山――鮮やかな気どりと、変哲なき書きつけ
   沢庵宗彭・江月宗玩――苦と憂いと
   清巌宗渭――一行書
   隠元隆琦・即非如一――近世墨蹟の行手を暗示
   契沖――学の繊細
   白隠慧鶴――書ならざる書
   寂厳――伸縮自在のからくり細工
   慈雲飲光――筆蝕の直接性と不立文字
   風外慧薫・東嶺円慈・妙喜宗績――三つの奇書
   仙厓義梵――円相・方相・三角相
   良寛――自省する筆蝕、批評する書
   蓮月尼――「刻り」と「距離」の近代性


凡 例
解 題
解 説 書の透視図法(外岡秀俊)

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