どうして仕事をしなければならないの? アクティブ・ラーニングの実例から
「ニート、格差等の若者をとりまく社会問題を背景に、二〇〇三年頃から始まった学校での「キャリア教育」はさらなる変化が求められ、「仕事を知って職業へのつき方を学ぶだけでなく、将来仕事をする・職業につくために必要な能力や態度を育てることに力を入れる」ようになる。変わるとはどういうことか? を見ていくシリーズ。第3巻では、いま学んでいることは自分の将来につながるのだ、という能動的な学習(アクティブ・ラーニング)の実践例をみながら、これからのキャリア教育を考える。
[ここがポイント]
◎ 小学5年生を対象にした「スチューデントシティ」や、キャリア教育を実践している京都の「生き方探究館」などを取材。現場の実際をレポートする。
◎ 最近注目される「アクティブ・ラーニング」はキャリア教育とどのようにむすびつくのか。アクティブ・ラーニングを通してキャリア教育を研究する小学校を取材。新しいキャリア教育の実例をレポートする。
1 大人はなんのために働くの?
2 大人が働かないとどうなるの?
3 大人になること・自立すること
4 パラサイト・シングルとニート
[もっと考えよう!]勤労の義務
[新しいキャリア教育の授業レポート 1]チームで学びあい、課題を解決!
[新しいキャリア教育の授業レポート 2]上級生と下級生がたがいに学びあう
[新しいキャリア教育の授業レポート 3]将来の自分のなりたい姿を考える
[見てみよう!]「 キャリア教育」を意識して、先生たちもいろいろなくふうをしている!
用語解説
さくいん