保健医療福祉行政論
本書は、社会福祉学部、医学部、看護学部等で開講される保健医療福祉分野の制度に関する科目(保健医療福祉行政論)での使用を念頭においた教科書として企画されたものである。最新の動向を押さえつつ、これまでの制度の変遷ならびに制度の基盤となる理論について丁寧に解説しているので、今後の制度改正の方向性を掴むための基本的な考え方が身に付きやすい一冊といえる。
[ここがポイント]
◎ 保健医療福祉行政論での使用を念頭においた教科書
◎ 制度の変遷ならびに制基盤となる理論について丁寧に解説
第1章 衛生サービス
1 保健衛生の発展
2 公衆衛生
3 地域保健
第2章 医療サービス
1 医療サービスと財政
2 医療提供体制
3 高齢者医療
4 日本の医療サービスの特徴と課題
第3章 介護サービス
1 介護保険成立の背景
2 介護保険制度と財政
3 介護提供体制
4 介護マンパワー
5 これからの高齢者介護
第4章 社会福祉サービス
1 現在の社会福祉
2 生活保護
3 高齢者福祉
4 障害者福祉
5 児童家庭福祉
6 地域福祉
7 貧困問題
第5章 保健医療福祉行財政
1 保健医療福祉行政の仕組み
2 保健医療福祉行政の実施体制
3 保健医療福祉財政
第6章 保健医療福祉の計画と評価
1 地方自治体の保健医療福祉計画
2 計画策定のプロセス
3 計画の推進と評価
終 章 保健医療福祉制度の今後の展望
1 欧米5カ国との対比でみる日本の医療・介護の状況
2 今後求められる保健医療福祉制度
3 これからの保健医療福祉制度
索 引
[コラム]
国立公衆衛生院(現・国立保健医療科学院)
健康寿命
WHOたばこ規制枠組条約
ライシャワー事件
医療coverage
医薬品被害と保険
医薬品の被害の防止
胃ろうと終末期医療
評価される日本の医療費の仕組み
ドイツの公的介護保険――日本との類似点・相違点
イギリスのケアマネジメント
朝日訴訟(生活保護)
認知症高齢者数
各国の児童手当
1.57ショック
生活保護と暴力団
食中毒の被害防止
厚生労働省の危機管理
国柄が感じられる財源
社会保障と経済成長