人文系、社会科学系などの垣根を越え、読書人のための知の道しるべをめざす雑誌『ミネルヴァ通信「究」』。河合俊雄、小林慶一郎、新宮一成、臼杵陽ほか充実の連載陣。
書物逍遙
実用書と教養書(坂井豊貴)
こころの最前線と古層(一二)
イニシエーション(河合俊雄)
時間の経済学(二三)
共感の作用による世代間問題へのアプローチ(小林慶一郎)
ユーラシア・ダイナミズム(五)
一九九四年秋、天山の風(西谷公明)
連続体の人類生態史(一七)
適応が病気のもと⑵(古澤拓郎)
育児と仕事のエスノグラフィー(一五)
いかに「ワンオペ育児」という語は広まったのか(藤田結子)
声の言葉と手の言葉(二)
「手話」というコトバ⑵(菊澤律子)
虫たちの日本中世史(一一)
蚊との闘い(植木朝子)
ラカンの崇高、フロイトの不気味(一四)
崇高の奪還(新宮一成)
人と人が繫げた日米関係(三四)
試練と忍耐の時代⑵(簑原俊洋)
京都町家歳時記(二七)
夏のおもてなし(山中恵美子)
ミネルヴァ日本評伝選「自著を語る」
大内義弘、繁栄の基礎を築いた当主(平瀬直樹)
中東の語り部たち(三八)
戦前知識人の中東観⑷(臼杵 陽)
政治学の古典を読む(二〇)
象徴天皇制の源流?(瀧井一博)
本をめぐる声
楽しめる書店をめざして(芳林堂書店 山本善之)
京都再発見
どら焼き「月心」(かま八老舗)
■編集後記 ■ミネルヴァ書房2017年8月 新刊案内
■表紙作品/石川九楊「墨痕 2017.8」
■表紙・本文デザイン