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ホスピス医が自宅で夫を看取るとき 新刊

ホスピス医が自宅で夫を看取るとき

妻として 助死医として。癌と闘った夫の最期を自宅で看取り 喪失感から回復途中の心境をていねいに綴ったエッセイ

著者 玉地 任子
ジャンル 社会福祉
文学・言語 > エッセー
出版年月日 2017年09月16日
ISBN 9784623080885
判型・ページ数 4-6・256ページ
定価 本体1,800円+税
在庫 在庫あり
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  • 内容説明
  • 目次
地域の在宅死にながく携わってきた著者は、同じく医師である夫の癌宣告を受けて彼のサポートに専念する覚悟を決めた。しかしともに医療の世界で生きる長年連れ添った夫婦であっても、病は温厚だった夫の人格を変え、妻を周囲の生活を混乱させてゆく――。
妻として、医師として、在宅で夫の最期を看取り、深い喪失感から回復途中の心境をていねいに綴った珠玉のエッセイ。これまでの看取りの経験を振り返りつつ、患者家族の当事者となって知る哀しみと、現実をみつめるなかで見出した希望を、前向きな筆致で語る。


[ここがポイント]
◎ 医師であり、患者家族当事者の両方の視点で描かれた希少な書。
◎ 著者は、在宅ホスピスの先駆け的存在として知られる
はじめに

第1章 医者である夫の発病
  スキルス胃癌で逝った夫
  在宅ホスピス医への道
  仕事を辞めてお父さん専従の医者になります
  神が与えた試練なのか
  海外旅行先での異変
  「やはり、癌だった」の短いメール
  「ごめん、君を一人にして逝くなんて……」
  越えられない溝
  化学療法ではなく、手術をしてほしい
  なぜもっと早く気づかなかったのか
  在宅医としての体験に支えられて
  淡々と手術室へ
  生きて戻れた!

第2章 再発、そして別れの準備
  退院後に始まったもうひとつの苦労
  夫の変化
  息子まで癌?
  再発、年越しはこれが最後かもしれない
  別れの予感を抑えながら
  旧友との別れ
  病はさまざまな哀しみを伴ってくる
  どう気分転換をするか
  何を見ても全部が哀しくて
  音楽には魂、そして力がある
  旅に出られた幸せのあとで
  故郷北海道へ最後の旅
  診断は水腎症
  「余命」という残酷な言葉

第3章 病気は人を変える
  モルヒネが効かない
  心の迷い子
  好きな麻雀が生きる意欲を呼ぶ
  食べ物のことを考えるのもいや
  なぜ余命を告げるのか
  患者さんの家族に勇気をいただいて
  家に飛び込んできたホタル
  お墓に「夢」と書いてほしい
  「君に出会えたことが、一番幸せだった」
  すぐそこに迫ってきた死
  事務的な処理を全部終えて
  点滴を止める
  痛みは心と連動する
  病気は人を変える

第4章 家族の感謝の言葉に包まれて
  「ずっとそばにいて」
  医者の父が息子に遺すもの
  ブラジルからの見舞客
  「これで、終わり。ありがとう……さようなら」
  負の感情はこの世に置いていってください
  家族の感謝の言葉に包まれて
  静まりかえった斎場で
  患者家族になってはじめて分かること
  心を開いてくれない!
  恋人だけに胸のうちを打ち明けて
  モルヒネで戻った普通の日々
  苦しみたくありません!
  25歳の青年が見つめた諦観の境地

第5章 さまざまな逝き方がある
  「おれは入院なんかしねえ」
  薬も飲まず、治療もせずに……
  死に際は身体が教えてくれる
  自然の流れに任せた最期
  思い出の曲で見送りたい
  まとまりのない言葉が頭を占めて
  一人では生きていけない
  いつかは哀しみの人に笑いが戻る
  在宅での看取りの充実感
  煩雑な事務手続き
  夫の優しさがあってこそできた仕事
  生き直すエネルギーを蓄える
  もう夫と一緒に歩くことはない

第6章 哀しみの回復途中
  私に「頑張れ」と言ってください
  癌患者さん達と関わりたい
  自分らしい生活を目標に
  遺族同士で助け合う会を
  人に支えられて

おわりに

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