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和気清麻呂にみる誠忠のこころ 古代より平成に至る景仰史

和気清麻呂にみる誠忠のこころ

文献を丁寧に追いながら、日本人の思想的態度の変遷とともに古代から平成に至る和気清麻呂の評価を景仰の視点から俯瞰する

著者 若井 勲夫
ジャンル 日本史
出版年月日 2017年10月10日
ISBN 9784623079155
判型・ページ数 A5・484ページ
定価 本体8,000円+税
在庫 在庫あり
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  • 内容説明
  • 目次
宇佐八幡託宣事件の立役者として忠臣の名を後世に残した和気清麻呂。本書は、文献を丁寧に追いながら、日本人の思想的態度の変遷とともに古代から平成に至る和気清麻呂の評価を景仰の視点から俯瞰した希少な労作である。史書・書評をはじめ、和歌・漢詩・俳句・読み物などの文学作品、修身・歴史・唱歌の教育、また、絵画・芸能や歴史漫画などをも研究対象に入れつつ、人々がどのように受け入れてきたかを解明する。巻末の「附篇」では、全国の神社・史蹟・記念碑などを実地調査し、さらに縁のあるものと同名で誤解されやすく無関係な神社などについても詳しく解説する。

[ここがポイント]
◎ 古代から平成までの清麻呂の評価を通じて、日本における思想的態度の変遷を俯瞰する。
◎ 巻末「附篇」では、全国の神社・史蹟・記念碑などを実地調査し詳しく紹介する。
はしがき
凡 例

序 章 和気姉弟の略伝
   (一)和気清麻呂伝
   (二)和気広虫伝


 第Ⅰ部 古代・中世

第一章 和気公の受容から評価への動き
   (一)史書の論評と和気氏の漢詩
   (二)仏教説話集の話題
   (三)物語・謡曲の語り
   (四)辞書・事典の記述
第二章 八幡宮の縁起書
   (一)慈悲と恩恵の神詠
   (二)八幡大菩薩の神徳と霊験
   (三)三社託宣の信仰――正直と清浄


 第Ⅱ部 近 世

第三章 和気公への関心の萌芽
   (一)林羅山の自覚・敬意
   (二)和気公末裔による追慕と顕彰
   (三)臨済・黄檗宗の禅僧の詩文
   (四)教訓書・史書における認識の高まり
   (五)古浄瑠璃の上演――庶民へ浸透

第四章 水戸藩による『大日本史』編纂――評価の確定
   (一)鵜飼称斎の列伝――和気姉弟と子息
   (二)安積澹泊の論賛――至大・至剛・至誠

第五章 和気公景仰への兆し
   (一)宇佐使の再興――桜町天皇と宇佐八幡宮
   (二)歌舞伎の盛行と読本・随筆

第六章 国学者の研究と和気公
   (一)本居宣長の宣命の解釈
   (二)上田秋成の共感と同情
   (三)平田篤胤の「大和心」と伴信友
   (四)蒲生君平の敬慕と山片蟠桃の「大忠」

第七章 和気公景仰心の高揚
   (一)堺半井家による法要と追偈¥
   (二)頼山陽の鑽仰詩と『日本政記』¥
   (三)三備における景仰と建碑
   (四)藤田東湖と儒学者の詩文
   (五)葛飾北斎の浮世絵漫画
   (六)国学者の熱情的な歌文
   (七)読物と絵本――庶民に定着
   (八)評論・随筆の話題
   (九)発句と川柳――まじめと笑ひ
   (十)地誌と紀行――遺蹟の探索

第八章 孝明天皇の御崇敬――画期的な顕彰
   (一)座田維貞の『国基』と追賞の建議
   (二)菊池容斎の肖像画――後世の範
   (三)正一位護王大明神の追贈
   (四)仰詞・宣命・位記の訓読と解釈
   (五)伝和気公遺誡・祝詞の訓読と解釈

第九章 和気公への景仰意識の展開
   (一)護王社の整備・遺蹟の調査・神社の創建
   (二)葛原八幡神社に吉田家より神号授与
   (三)顕彰関係者の歓喜の歌と詩
   (四)佐久良東雄の参拝と感激の歌
   (五)梁川星巌の称讃の詩
   (六)吉田松陰の「我獨慙天地」論
   (七)真木和泉守の建策と「節義」
   (八)久坂玄瑞・山県有朋の論策
   (九)松尾多勢子の上京と高雄山展墓
   (十)村上佛山の宇佐使拝観
   (十一)権田直助と橘曙覧の賛述
   (十二)志士の奮起――維新運動への影響
   (十三)国学者の歌文――類聚の詠史歌集の続刊
   (十四)儒学者の詩文による述志
   (十五)史論と読物――和気公論と和気公物語
   (十六)坂本龍馬の霧島旅行


 第Ⅲ部 近 代

第十章 明治天皇の御崇敬――護王神社の確立
   (一)護王神社の発展――別格官幣社・御遷座・和気公に正一位
   (二)宣命・策命の訓読と解釈
   (三)皇后の御製と御仁慈

第十一章 明治時代における景仰――国民思想の中核
   (一)神社の創建と顕彰事業
   (二)御祖神社――和気公の創祀
   (三)十円紙幣――和気公肖像・護王神社図と猪像
   (四)羽田野敬雄の手稿本と敷田年治の史論・長歌
   (五)矢野玄道と渡辺重石丸の詩歌
   (六)山岡鉄舟の「武士道」論
   (七)本居豊穎の唱歌と和歌
   (八)落合直文による美文調の歴史物語
   (九)幸田露伴の神仏習合批判
   (十)評論・史論・伝記
   (十一)和歌と新体詩による讃仰
   (十二)漢詩文による欽仰
   (十三)読物・文芸による普及
   (十四)修身・歴史・教育勅語による訓育
   (十五)唱歌による崇敬心の涵養
   (十六)富岡鐵斎の赤誠による書画
   (十七)絵画・肖像画・狛猪

第十二章 大正時代における景仰――継承して新生面へ
   (一)大正天皇・皇后の御崇敬――広虫姫を主祭神に
   (二)倫理・国史の御進講――東宮御学問所
   (三)和氣神社と御調八幡宮の県社昇格
   (四)神社による伝記の出版と遺蹟の整備
   (五)評論と建言
   (六)史伝と天台教学
   (七)漢詩と和歌
   (八)芸 能――薩摩琵琶と筑前琵琶
   (九)修身・国史教育
   (十)絵画と紙幣

第十三章 昭和時代前期の景仰――緊迫する情勢の中で
   (一)神社の記念・顕彰事業
   (二)鹿児島の和氣神社の創建
   (三)銅像・陶像・石像の制作
   (四)山田孝雄と保田與重郎の和気公論
   (五)史論・宗教論・評論
   (六)小説と紀行
   (七)和歌・俳句・詩に寄せる心情
   (八)漢詩に込める堅固な意志
   (九)修身・国史による少国民教育
   (十)校歌・読物・絵本など――子供の世界へ
   (十一)絵画・絵巻・紙幣 
   (十二)多様な芸能・芸術に拡大


 第Ⅳ部 現 代

第十四章 昭和時代後期の景仰――戦後思想の転変を克服
   (一)護王神社の顕彰事業・御遷座百年祭の斎行
   (二)神社の記念の祭祀と事業
   (三)新村出の純一な和気公観
   (四)高瀬重雄と横田健一の文化史学的研究
   (五)平泉澄の神道論的な和気公観
   (六)影山正治の「大恐懼論」 
   (七)小森一郎と酒井利行――和氣神社・護王神社を護持
   (八)史 論――価値観の逆転に揺がず
   (九)宗教哲学論・評論――和気公精神の復活へ
   (十)和歌・漢詩――変ることのない景仰の心
   (十一)歴史教育――微かに命脈を保つ和気公の評価
   (十二)芸 能――太鼓と講談
   (十三)学習漫画――歴史理解の一助

第十五章 平成時代の景仰――一貫する道を求めて
   (一)和気公千二百年祭の斎行とその後の顕彰事業
   (二)史論・評論――揺がぬ史眼で観る
   (三)歴史小説――文学的な創作
   (四)芸 能――地域に根ざした活動
   (五)歴史漫画――小説的な劇画世界


 附 篇

 一 和気公ゆかりの神社・史蹟・記念碑
   (一)京都府より西へ
   (二)京都府より東へ
   〈附〉和気清麻呂公銅像の生命力

 二 和気公と無関係な神社・寺院など
   (一)和気神社・和気
   (二)護王神社・護王
   (三)岡山県のごおう様・おごう様・護法祭
   (四)「ごほう・ごおう・こをう」
   (五)大社・大寺の護法・牛王
   (六)熊本県の護法童子・乙護法
   (七)牛王宝印
   (八)牛頭天王社
   (九)牛王神社
   (十)牛尾神社
   (十一)牛王のそのほか
   (十二)大中臣清麻呂
   (十三)狛猪・猪伝説
   (十四)そのほかの神社

 三 和気公と関連する人物の神社・史蹟・伝説地
   (一)孝謙・称徳天皇の神社・史蹟
   (二)孝謙天皇の伝説地
   (三)弓削道鏡の神社・史蹟
   (四)弓削道鏡の伝説地
   (五)藤原百川

 四 護王神社略年表

 五 神護寺蔵「和気氏三幅対」の成立と訓釈
   (一)神護寺と「和気氏三幅対」
   (二)和気清麻呂像
   (三)和気時成像
   (四)和気基成像
   (五)三幅対の意義
   (六)絵師の問題 359
   〈補論〉神護寺蔵「和気氏三幅対」と狩野三兄弟筆「三幅一対」 

 六 座田維貞――和気清麻呂の顕彰者
   (一)出自・速水家・出仕
   (二)座田四家の家系
   (三)『国基』と『国基題詠集』の出版
   (四)学習院の雑掌
   (五)『菅家遺誡』と和魂漢才説
   (六)和気清麻呂の顕彰
   (七)晩年の動静と人物評
   (八)家族・終焉・追贈・意義
   (九)和歌・漢詩・存疑の著作
   〈附〉伝和気清麻呂真筆「我獨慙天地」 
   座田四家略系図
   座田維貞関係略年表


あとがき
人名索引
書名索引
事項索引

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