人文系、社会科学系などの垣根を越え、読書人のための知の道しるべをめざす雑誌『ミネルヴァ通信「究」』。河合俊雄、小林慶一郎、新宮一成、臼杵陽ほか充実の連載陣。
書物逍遙
一人の著者の本を全部読んでみること(宇野重規)
こころの最前線と古層(一六)
個と共生(河合俊雄)
時間の経済学(二七)
アイデンティティとしての次世代(小林慶一郎)
ユーラシア・ダイナミズム(九)
二つの大国の狭間で(西谷公明)
連続体の人類生態史(二一)
持続可能性は「可能」か(古澤拓郎)
育児と仕事のエスノグラフィー(一九)
女性に潜む「育児はママ」という意識(藤田結子)
声の言葉と手の言葉(六)
コトバの成り立ち⑶(菊澤律子)
虫たちの日本中世史(一五)
蟋蟀は鉦鼓の名人(植木朝子)
ラカンの崇高、フロイトの不気味(一八)
崇高をめぐる人間学小史(新宮一成)
人と人が繫げた日米関係(三八)
第一次世界大戦期の日米関係⑴(簑原俊洋)
京都町家歳時記(三一)
京の音、他人の音(山中恵美子)
ミネルヴァ日本評伝選「自著を語る」
なぜ今、湛山の思想が注目されるのか?(増田 弘)
中東の語り部たち(四二)
戦前知識人の中東観⑻(臼杵 陽)
歴史学の古典を読む(一七)
評伝の国と外交家(岡本隆司)
本をめぐる声
お客様の求める棚づくりを目指して(ジュンク堂書店 馬渕衣里)
京都再発見
聚楽第(佐々木酒造株式会社)
■編集後記 ■ミネルヴァ書房2017年12月 新刊案内
■表紙作品/石川九楊「墨痕(すみあと)2017.12」