人文系、社会科学系などの垣根を越え、読書人のための知の道しるべをめざす雑誌『ミネルヴァ通信「究」』。河合俊雄、小林慶一郎、新宮一成、臼杵陽ほか充実の連載陣。
書物逍遙
書棚を編む(橋爪紳也)
こころの最前線と古層(一八)
神話の論理(河合俊雄)
時間の経済学(二九)
アイデンティティとしての次世代)(小林慶一郎)
ユーラシア・ダイナミズム(一一)
アイデンティティの確立を急ぐ(西谷公明)
連続体の人類生態史(二三)
アジアの食文化と世界食料危機(古澤拓郎)
育児と仕事のエスノグラフィー(二一)
子連れ出勤はなぜ批判されるのか(藤田結子)
声の言葉と手の言葉(八)
線条性再考(菊澤律子)
虫たちの日本中世史(一七)
闘う蟋蟀(植木朝子)
ラカンの崇高、フロイトの不気味(二〇)
もう一つの「崇高」(新宮一成)
人と人が繫げた日米関係(四〇)
第一次世界大戦期の日米関係⑶(簑原俊洋)
京都町家歳時記(三三)
京の洗練された食(山中恵美子)
ミネルヴァ日本評伝選「自著を語る」
写真の出口なお(川村邦光)
中東の語り部たち(四四)
戦後知識人の中東⑵(臼杵 陽)
政治学の古典を読む(二二)
失われた二十年のその後(瀧井一博)
本をめぐる声
お客様との会話(紀伊國屋書店 小野嘉子)
京都再発見
砥石(有限会社共栄砥石工業所)
■編集後記 ■ミネルヴァ書房2018年2月 新刊案内
■表紙作品/石川九楊「墨痕(すみあと)2018.2」