目前に迫る超高齢社会にそなえて、自分たちの老いをどのように切り拓いてゆくのか。昨年9月に京都で開催されたシンポジウムの内容をまとめたものである。
はじめにプロローグ I 女と老い、ここがモンダイ!1 高齢者が住みよい環境を2 老人が主体的に生きられる支援システムを3 高齢者福祉行政と市民パワーの重要性4 身寄りのない高齢者のための財産管理5 正しい食生活ですこやかな老い6 心豊かに暮らせる老後を7 老いてはシンプルライフ8 大切な時間にゲートボールはいらない9 子育て後の女の人生はゴールデンアワー10 在宅老人のためのデイケアー11 心を育てる親と子の場を12 日本とスウェーデンの福祉はどこが違うか II 85歳のわたし――可愛いおばあちゃんと呼ばれたい? III 女・老いをひらく1 老いは一人ひとり――生と死・家族・世間体 1 老いの看取りの中で 杉原登喜子 2 再婚の問題点 中村 朝子 3 女一人生き、死にゆくとき 谷 嘉代子 4 人間の生き方、死に方について 黒田 輝政 5 家族幻想 駒尺 喜美2 生活者の目で国の家計簿を読む――高福祉社会を実現するために 1 年金生活者の家計の実態 2 福祉は政治的選択 3 高齢者保健福祉推進十ヵ年戦略――ゴールドプラン 4 国家財政を家計簿的に見る3 働く女性と老い――就労・看護・定年・年金 1 働く女性の現状と老後の生活 2 女性の年金はなぜ低いか 3 女性の定年、老いの問題 4 日本型看護の実態4 老いを考える〔人〕をどうする――その現状と未来 1 灘神戸生協 コープくらしの助け合いの会 2 在宅援助事業 3 開業医の役割 4 看護職の現場から 5 特別養護老人ホームの現状 6 医療ソーシャルワーカーの役割分科会の総括 IV こうしていきたい私たちの老い――高齢者憲章への提案あなたの高年生活についてのアンケート――結果報告第9回女性による高齢化社会シンポジウム・プログラム