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大集団のジレンマ 集合行為と集団規模の数理

大集団のジレンマ
著者 木村 邦博
ジャンル 社会
シリーズ 社会 > MINERVA 社会学叢書 16
出版年月日 2002年05月10日
ISBN 4623035166
判型・ページ数 A5・176ページ
定価 定価3,300円(本体3,000円+税)
在庫 在庫あり
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  • 内容説明
  • 目次

利害関心を共有している人々(潜在的受益者)の集団が大規模な場合、その集団の利害の実現が困難であることを指摘し、説明を試みたのが経済学者のオルソンであった。集団規模と集団目標の実現との関係に関するオルソンの理論は、政治的抗議運動のような集合行為の成否に関しても応用された。また、マイクロ―マクロリンク、社会的ジレンマ、社会運動などに関する社会学的研究にも大きな影響を与えた。本書は、オルソンが提起した問題「集団規模と集団目標の実現との関係」について、数理社会学的な手法を用いて考察を行い、「大集団の失敗」という社会現象を分析する。

まえがき
第1章 オルソン問題——集合行為と集団規模
 1 本書の目的
 2 Olsonの理論の主題
 3 「オルソン問題」の概念的整理
 4 補 論

第2章 オルソン問題の社会学的意義
 1 マイクロ—マクロ問題としてのオルソン問題
 2 社会的ジレンマとしてのオルソン問題
 3 社会運動論におけるオルソン問題——資源動員論との関係

第3章 Olsonの数理モデルとその問題点
 1 Olsonの数理モデル
 2 Olsonの数理モデルの問題点
 3 代替モデルの条件

第4章 オルソン問題のゲーム理論的定式化
 1 定式化の基本枠組み——誘因、ナッシュ均衡、パレート効率性
 2 集合行為の類型化

第5章 ゲーム理論的モデルによる集団規模の効果と考察
 1 タイプA1(1)——非競合的集合財、利益、コストは貢献者数にかかわらず一定
 2 タイプA1(2)——非競合的集合財、コストは貢献者数にかかわらず一定、利益は貢献者に比例
 3 タイプA2——競合的集合財、コストは貢献者数にかかわらず一定、供給量は貢献者数に比例
 4 タイプB1(1)——非競合的集合財、コストは貢献者で等分、利益は貢献者数にかかわらず一定
 5 タイプB1(2)——非競合的集合財、コストは貢献者で等分、利益は貢献者数に比例
 6 タイプB2——競合的集合財、コストは貢献者で等分、供給量は貢献者数に比例
 7 状況の違いと集団規模の効果の要約

第6章 実証的研究と照合の問題
 1 社会的ジレンマの実験的研究との照合
 2 社会運動の計量社会学的研究との照合
 3 オルソン問題に関する実証的研究の展望

第7章 要約と課題
 1 議論の要約
 2 理論的課題
 3 実証的課題
 4 結 語

付記/引用文献/索引

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