人物評論の視点から見た歴史・地域・国際関係研究。途上国の政治指導者の生涯と、当該国の発展の歴史を描く。人を思い、国を思い、情熱と努力を傾けた彼らの熱い生き様がよみがえる。
まえがき序 開発途上国の政治的リーダーたち ・ 東北アジア編1 周恩来(Zhou Enlai) 創業と守成の指導者2 朴正煕(Park Jeong-hee) 記憶の変化と「英雄」の生成過程3 李登輝(Lee Teng-hui) 「台湾の国父」と未完の「静かなる革命」 ・ 東南アジア編4 スカルノ(Sukarno) 情熱の民族主義者5 リー・クワンユー(Lee Kuan Yew) 建国のカリスマ6 ホー・チ・ミン(Ho Chi Minh) 戦争・革命・独立の表象 ・ 西アジア・南アジア編7 ケマル・パシャ(Mustafa Kemal Pasha) イスラーム社会における政教分離の実践者8 マハートマ・ガンディー(Mahatma Gandhi) インド解放への挺身と民衆指導9 ダビッド・ベングリオン(David Ben-Gurion) 建国の英雄と一介の入植者 ・ ラテンアメリカ編10 エルネスト・チェ・ゲバラ(Ernesto Che Guevara) 観察者から革命の「前衛」へ11 ファン・ドミンゴ・ペロン(Juan Domingo Per n) 階層的移民社会における国民統合と近代化への挑戦 ・ アフリカ編12 ガマル・アブデル・ナセル(Jan l ‘Abdal-N sir) アラブとエジプトの狭間で13 クワメ・ンクルマ(Kwame Nkrumah) パン・アフリカ運動の盟主を目指して14 ネルソン・マンデラ(Nelson R. Mandela) アパルトヘイト廃絶のために終 15番目の政治家はだれか