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危機管理学総論[改訂版] 理論から実践的対応へ

危機管理学総論[改訂版]

多種多様な「危機」に対処する方途を最新の理論と事例から紹介。待望の改訂版

著者 大泉 光一
ジャンル 経営
出版年月日 2012年04月10日
ISBN 9784623062638
判型・ページ数 A5・316ページ
定価 定価4,400円(本体4,000円+税)
在庫 在庫僅少
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危機管理で想定する「危機」には様々な種類があり、震災・津波などの自然災害のみではない。グローバル化の影響の下、続々と従来日本人が意識していなかった危機との遭遇が増えている。テロや食の安全、病原菌、環境汚染など、そして対策不足に起因する原発事故。本書は、海外における先進の危機管理理論の研究と様々な事例を結び付け、総合的に対処方法を検討した好評の初版に、その後の最新情報を加えての改稿と、さらに自然災害、リーダーシップや放射能などの新たな稿を起こした、待望の改訂版。

はしがき
第1章 「危機管理学」の学際的研究領域および危機理論
 1 危機管理学の研究領域——マクロ研究およびミクロ研究
 2 危機理論
 3 危機の種類
 4 危機の類型
 5 「不測事態」および「緊急事態」と「危機」の区別
 6 危機の構造——危機の4つの段階
 7 危機の評価
 8 危機から身を守るための傘
 9 リスクと危機の関係
 10 リスク管理と危機管理

第2章 危機管理の概念および定義
 1 危機管理の概念
 2 危機管理の定義

第3章 危機意識の文化論的考察
 1 危機意識の形成要素——一時的および恒久的な要因
 2 日本人の国民性と危機意識——社会心理学的分析
 3 日本人と欧米人の「危機意識」に対する認識の相違
 4 危機からの教訓の活かし方——「ゆで蛙シンドローム(症候群)」
 5 日本型伝統思考パターンと危機管理
    ——グローバル化社会における「和」の原理の限界

第4章 危機管理システムの構築
 1 危機管理の4つの基本原則
 2 危機管理における発想の転換
 3 危機管理の事前対策・事後対応の要点
 4 危機管理の目標——危機管理の8つの基本
 5 危機管理のアプローチ——危機管理の5段階
 6 危機対応の成否
 7 危機の発展プロセスおよび解決プロセス

第5章 危機対応計画の立案方法
    ——危機に備える基本の基本
 1 危機の発見・評価——潜んでいる危機を洗い出す
 2 仮説の設定と方針の決定
 3 危機対応組織の設置——責任者名を必ず明記する
 4 情報伝達・指揮命令系統の確認
 5 教育・訓練——好条件下での訓練は意味がない
 6 計画のメンテナンス
 7 危機事態レベル基準の設定

第6章 危機管理部門の組織化
    ——危機管理のための専従組織の設置
 1  「危機対応チーム(CAT)」設置の必要性
 2 (企業)組織内における危機管理部門の位置付け
 3 危機対応チームと他部門との関係
 4 危機管理機能の組織化
 5 組織の概念と危機管理部門の組織化
 6 危機管理の専門家育成の課題
 7 危機管理のための組織構成の事例

第7章 危機発生時における戦略的意思決定
    ——緊急意思決定の組織科学論的展開
 1 情報活動の基本
 2 洗練された情報の活用
 3 意思決定者(危機管理対策本部)と現場との情報伝達方法
 4 危機発生時における戦略的意思決定

第8章 危機広報戦略
    ——クライシス・コミュニケーション
 1 組織内部のコミュニケーション
 2 危機広報対策の基本姿勢
 3 ビジネスとしてのマスコミ報道
 4 「ノーコメント」計略の可否
 5 広報活動の管理
 6 危機広報の3段階
 7 危機広報の要綱
 8 危機広報の事例研究

第9章 企業の危機管理戦略
    ——企業組織を守るためのノウハウとは
 1 企業危機管理の概念
 2 企業を取り巻く脅威とリスク
 3 企業活動に影響を及ぼすリスクの種類
 4 企業危機管理の基本的心得
 5 企業の危機事態における対処法
 6 企業の危機対応計画立案のプロセス
 7 企業の危機管理の費用対効果
 8 日系多国籍企業のテロ対策の費用対効果
   ——目先の利益を優先し,危機管理に予算なし
 9 企業の事業継続計画(BCP)

第10章 危機事態におけるリーダーシップ論
    ——危機対応リーダーの条件とは
 1 危機発生時におけるリーダーシップの基本
 2 危機対応において求められるリーダーの資質
 3 危機発生時におけるリーダーの基本的な心構え
 4 危機管理を妨げる組織リーダーの誤った考え方
 5 危機に遭遇したときのトップの判断基準
 6 危機を乗り切るリーダーシップとは
 7 日本のムラ社会の特徴とリーダーシップ
 8 危機対応のためのリーダーシップ術
 8 危機事態における中間管理者のリーダーシップ
 10 中間管理職のリーダーシップの役割
   ——八甲田山雪中行軍の遭難事件からの教訓に学ぶ
 11 米エクソン社(当時)の原油流出事故とリーダーの失態
   ——リーダーの初期対応の遅れが最悪の事態に発展

第11章 海外進出企業の危機管理対策
 1 在外企業の危機管理対策とは
 2 海外派遣幹部社員の安全対策
 3 海外における企業危機管理の基本要素
   ——危機の発生,重要な初期対応
 4 海外派遣社員の誘拐事件の問題解決方法〔ケーススタディ1〕
 5 在外企業の日本人派遣幹部社員の誘拐殺害事件(事例研究)
   ——テロ環境下にある現地法人へ派遣した幹部社員が誘拐殺害される
 6 在外企業施設を標的とした爆弾テロ対策〔ケーススタディ2〕
 7 テロへの対応Q&A

第12章 行政機関の危機管理対策
    ——行政執行上起こり得る危機の対処法
 1 不祥事への対策・対応の種類
 2 行政機関の災害危機管理対策

第13章 産業災害と危機管理対策
    ——日本の安全システムの崩壊と危険物事故防止策
 1 産業関連事故とは
2 続発する産業災害の背景
  ——日本の安全システムの崩壊の原因
 3 日本型安全システムの再構築と事故防止への取り組み
   ——危険物事故防止の推進イメージ
4 世界史上最悪の産業事故
   ——「インド・ボパール事故」からの教訓
 5 産業災害の危機対応法 
 6 産業災害における意思決定システム

第14章 原子力災害と危機管理対策
 1 原子力危機管理の課題と対策
 2 茨城県東海村の核燃料加工施設の「臨界事故」
 3 東京電力福島第一原発事故と危機管理

第15章 国際テロリズムと危機管理対策
 1 21世紀における国際テロリズムの脅威
 2 国際テロ組織「アル・カイダ」の勢力
   ——拡大するテロ組織のネットワーク
 3 テロ対策諜報管理システムの確立と脅威評価
 4 爆弾テロの最新手法
 5 大量殺戮を可能にする化学テロ発生時の情報収集
 6 核テロリスト出現の恐怖——核テロの脅威と危機管理対策
 7 日本のテロ対策の問題点と課題
   ——テロの脅威から国民を守るための諸対策

第16章 感染症と危機管理対策
    ——SARS,鳥インフルエンザ対策を中心として
 1 ヒトからヒトへ感染する「ウイルス性疾患」
 2 緊急事態時に対する防疫危機管理
 3 感染症危機管理の進め方
 4 鳥インフルエンザの脅威と危機管理対策

第17章 「製品脅迫」と危機管理対策
 1 「製品脅迫」とは
 2 脅迫によって受ける損失
 3 「製品脅迫」に対する危機対応法
 4 「製品汚染(毒物混入)」,「欠陥製品」事件・事故の危機対応

第18章 危機対応シミュレーション
 1 危機対応シミュレーションの意義
 2 組織における危機対応シミュレーションの目的
 3 ステージの設定
 4 参加者の役割
 5 基本的な実行手順
 6 組織における危機対応計画の再検討

あとがき
人名・事項索引

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