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性表現規制の限界 「わいせつ」概念とその規制根拠

性表現規制の限界
著者 加藤 隆之
ジャンル 政治・法律
出版年月日 2008年03月30日
ISBN 9784623050956
判型・ページ数 A5・368ページ
定価 定価5,500円(本体5,000円+税)
在庫 品切れ・重版未定
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  • 内容説明
  • 目次
わいせつを規制して、一体誰を守るのか? 性の表現とそのタブー、境界はどこにあるのか。 日米の比較法的考察により、思考方法を提起する。 本書では、わいせつ表現・性的有害表現・児童ポルノ表現という代表的な性表現規制類型について、日米の判例を中心とした比較法的検討を加える。具体的には以下の点を中心として検討する。わいせつ概念をいかに把握すべきか。わいせつ表現を含む性表現規制の根拠を、多数派の性的選好であるシンプルな性モラルに求めるべきか、または功利主義をベースにおく危害に求めるべきか。正当な性表現規制の根拠から性表現をコントロールする理想の法モデルはどのように構築されるべきか。このような性表現規制の難題に対する解決への思考方法を示す。
はしがき――性表現規制の現状とその問題の所在  第 I 部 わいせつ概念:日米の比較法的検討 問題の所在:定義をめぐる長期に渡る混乱 第1章 アメリカ合衆国におけるわいせつ概念 I――わいせつ概念の形成と完成  1 わいせつ概念の形成  2 相対的わいせつ概念  3 わいせつ概念の完成 第2章 アメリカ合衆国におけるわいせつ概念 II      ――インターネット上の性表現に対する地域的基準の適用  1 インターネットと表現の自由  2 2002年 American Civil Liberties Union 判決  3 インターネット上の性表現と地域的基準 第3章 日本におけるわいせつ概念  1 わいせつ概念の形成と完成  2 わいせつ概念の再構築 小 括  第 II 部 性モラル規制と功利主義的危害規制 問題の所在:性モラル維持による性表現規制正当化の可否 第4章 モラルアプローチ  1 モラル規制の意義  2 デヴリンとハートの論争  3 リベラリズムの台頭  4 リーガル・モラリズムの再生  5 連邦及び州政府の性モラル規制権限 第5章 功利主義的危害アプローチ  1 功利主義的危害の意義  2 性表現を鑑賞する本人に対する危害  3 他者に対する危害  4 社会に対する危害 小 括  第 III 部 アメリカ合衆国における判例の展開 問題の所在:多様な性表現規制に苦悩するアメリカ合衆国 第6章 性モラル規制の許容性――プライベートなソドミー行為規制の合憲性  1 判例の流れ  2 ソドミー行為の自由とプライバシー権  3 ソドミー規制と平等保護  4 ソドミー規制とモラル規制 第7章 功利主義的危害規制の許容性 I ――ゾーニング規制の合憲性  1 判例の流れ  2 ゾーニング規制と内容中立規制  3 ゾーニング規制権限の限界 第8章 功利主義的危害規制の許容性 II      ――商業施設における全面的性表現禁止規制の合憲性  1 判例の流れ  2 規制根拠からみた判例の妥当性  3 州のアルコール規制権限とヌード・ダンス規制  4 ヌード・ダンス規制と2次的影響の理論  5 ヌード・ダンス規制と内容中立規制 小 括  第IV部 日本における判例の展開 問題の所在:法規制と現実の間隙に苦悩する日本 第9章 わいせつ表現規制の限界  1 最高裁判所判例の流れ  2 学説の批判とその検討 第10章 性的有害表現規制の限界  1 青少年保護育成条例の概要  2 有害図書規制制度の概要  3 最高裁判所判例の流れ  4 学説の批判とその検討 小 括  第 V 部 補論:児童ポルノ規制の限界 問題の所在:児童ポルノ類型の複雑化に伴う法規制の展開 第11章 アメリカ合衆国における児童ポルノ規制  1 立法経緯及び連邦最高裁判所判決の流れ  2 児童ポルノ法理の形成  3 真正児童ポルノ単純所持規制の合憲性  4 擬似的児童ポルノ単純所持規制の合憲性 第12章 日本における児童ポルノ規制  1 旧児童ポルノ法の成立とその問題点  2 児童ポルノ関連の条約採択  3 旧児童ポルノ法の改正  4 残された問題点 小 括 終 章 性表現規制の展望  1 世表現規制総括  2 世表現規制の方向性と残された課題  3 リベラリズム・共同体論との思想的距離 あとがき 事項索引 米国判例索引

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