英米児童文学のベストセラー40 心に残る名作
誰もがかつて読んだことのある、ぜひ読んでおきたい作品を厳選し、それぞれの魅力と面白さを紹介した英米児童文学の宝箱。
Ⅰ だれも知らない秘密の国
子どもの目線で『アリス』を読み解く……………『不思議の国のアリス』
いつだって,プーがそこにいてくれる………………『クマのプーさん』
メアリー・ポピンズは,きょうも鼻を鳴らす……『風にのってきたメアリー・ポピンズ』
「扉」を開ける物語…………………………………『床下の小人たち』
古い屋敷をめぐるタイム・ファンタジー…………『グリーン・ノウの子どもたち』
庭の魔法………………………………………………『トムは真夜中の庭で』
児童文学初のサイボーグ……………………………『オズの魔法使い』
空を飛びたかったのは誰?…………………………『エルマーのぼうけん』
魔法の王国の光と影…………………………………『テラビシアにかける橋』
コラム① 「砂の小人」「床下の妖精たち」?
Ⅱ 腕白の季節
子どもたちの魔法の王国……………………………『砂の妖精』
ピーターとウェンディ,ダーリング氏とフック船長の意外な真実
………………………………………………………『ピーター・パン』
子グマの姿を借りた英国紳士の肖像………………『くまのパディントン』
子どもの無限の可能性………………………………『マチルダは小さな大天才』
少年は何でできている?……………………………『トム・ソーヤーの冒険』
カニグズバーグのすばらしい女性たち……………『クローディアの秘密』
死体にならないために………………………………『スタンド・バイ・ミー』
元気のみなもとになるヤングアダルト文学………『穴』
コラム② いたずらっ子はいたずらっ子から
Ⅲ 自然とともに
この心地よき魅惑のスローライフ…………………『たのしい川べ』
子どもたちの黄金の夏休み…………………………『ツバメ号とアマゾン号』
懐かしさがいっぱいの開拓民の生活………………『大きな森の小さな家』
やっぱり私はコリンがきらいだ……………………『秘密の花園』
女の子のサバイバル…………………………………『青いイルカの島』
農場を舞台にした生と死と再生の物語……………『シャーロットのおくりもの』
友だちと一緒にいる心地よさ………………………『ふたりはともだち』
本当に豊かな生活とは………………………………『豚の死なない日』
コラム③ 自然からのメッセージ
Ⅳ 大切なものをさがしに行こう
ルーベンスの絵に恋して……………………………『フランダースの犬』
「信じること」の物語………………………………『お姫さまとゴブリンの物語』
RPGゲームの出発点…………………………………『ホビットの冒険』
人形の〈生きた〉証…………………………………『人形の家』
幾重もの「復活」の物語……………………………〈ナルニア国ものがたり〉『ライオンと魔女』
少女が世界を拓く……………………………………〈ライラの冒険〉『黄金の羅針盤』
〈物語〉の集大成……………………………………『ハリー・ポッターと賢者の石』
自分と影を探す旅へ…………………………………〈ゲド戦記〉『影との戦い』
コラム④ イギリス児童文学と食べ物
Ⅴ 少女たちの明日
少女たちのバイブル…………………………………『若草物語』
ハツラツと人生を生きるには………………………『あしながおじさん』
落ちこまないための秘訣……………………………『少女ポリアンナ』
ウィーツィ・バットはジョー・マーチの孫娘?…『ウィーツィ・バット』
『赤毛のアン』備忘録………………………………『赤毛のアン』
大人になることは魔女になること?………………『めざめれば魔女』
アメリカ、ある家族史の断面・美しき原風景……『のっぽのサラ』
コラム⑤ 父と娘――おままごとの力
あとがき
図版出典一覧
作品名索引
人名索引