環境政策のポリシー・ミックス
環境政策の進展に伴い、ますます注目を集める環境税や排出権取引など、経済的手段を中心に、その理論と実際を豊富な事例に基づいて分析し、その意義と限界を明らかにする。政策手段の組み合わせ(ポリシー・ミックス)の観点からの最新のアプローチ。
第Ⅰ部 ポリシー・ミックスの理論
第1章 「環境政策におけるポリシー・ミックス論」再考
第2章 温暖化対策税を中心としたポリシー・ミックスの考え方
第3章 温暖化対策におけるポリシー・ミックス
第4章 環境補助金とポリシー・ミックスの政治経済学
第Ⅱ部 排出量取引制度の理論と実際
第5章 日本の温室効果ガス削減対策の課題
第6章 重層的ガバナンスと政策変化
第7章 複数政策と排出権取引の効率性
第Ⅲ部 技術革新とポリシー・ミックス
第8章 環境政策手段の選択と技術革新
第9章 再生可能エネルギー政策評価論
第10章 スウェーデンにおける環境保全投資助成プログラム
第Ⅳ部 地方環境税を中心とするポリシー・ミックス
第11章 産業廃棄物税を中心としたポリシー・ミックス
第12章 流域ガバナンスと水源環境保全
第13章 森林・水源環境税の政策手段分析
第14章 森林環境政策の政府間機能配分論とポリシー・ミックス
終 章 ポリシー・ミックス分析の発展に向けて
索 引