保育内容「環境」

保育内容「環境」

新しい保育指針・教育要領対応の最新テキスト

著者 柴崎 正行
若月 芳浩
ジャンル テキスト
保育
シリーズ 保育 > 最新保育講座 9
出版年月日 2009/11/10
ISBN 9784623054930
判型・ページ数 B5・180ページ
定価 本体2,200円+税
在庫 在庫あり
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2008年3月改訂の幼稚園教育要領、保育所保育指針に対応

本書は、2008年に改定された幼稚園教育要領と保育所保育指針に沿って、乳幼児期における身近な環境との触れあいについて、具体的な事例を取り上げながら解説。乳幼児期の子どもたちが身のまわりの自然や社会の仕組みを理解して行く道筋を知り、環境と体験を通して子どもたちの豊かな心情や自ら考え、やり遂げる力を育てる、領域「環境」のねらいと、保育内容と活動の展開・援助を学ぶことができる。

はじめに

第1章 保育の基本と保育内容

 1 保育の基本とは

  ① 法的に定められた環境に関することと保育の基本
  ② 環境を通して行うとは
  ③ 子どもの主体性と保育者の意図の関係
  ④ 幼児期にふさわしい生活

 2 保育内容とは

 3 保育の計画とは

  ① 発達の理解
  ② 具体的なねらいや内容の設定
  ③ 環境の構成
  ④ 活動の展開と保育者の援助
  ⑤ 反省・評価・指導計画の改善

 4 領域とは

 5 領域「環境」とは
 
第2章 子どもの「環境とかかわる力」の発達を支えているもの

 1 子どもの発達の見方・捉え方

  ① 人は生まれながらに能動性をもっている
  ② 大人から一方的に教えられて身につく時期ではない
  ③ 長期的に見ると共通しているが、一人ひとりの差は大きい
  ④ 発達はさまざまな側面が相互に関連している
  ⑤ 発達を支える要因は環境のなかにある
  ⑥ 子どもにとって身近な環境とは、単に距離が近いだけではない

 2 生活のなかでの「環境とかかわる力」の発達

  ① おもしろい、やりたいと思う単純な物との出会い
  ② いつも一緒にいる大人の生活の仕方を見て育っている
  ③ 家庭にはない園の環境が発達を促す
  ④ 毎日繰り返される生活のなかで必要な生活習慣が身につく
  ⑤ 一日の生活の流れから時間の感覚が育つ
  ⑥ 一年間を通して生活することで季節を感じる
  ⑦ 片付けや配膳、当番活動なども子どもにとっては遊び
  ⑧ 生活のなかで、自然に数量や図形に触れ、感覚を豊かにする
  ⑨ 生活のなかには標識や文字があることを知る

 3 遊びのなかでの「環境とかかわる力」の発達
 
  ① 自然に触れて美しさや不思議さを感じる
  ② 動植物に触れて生命のあることを感じる
  ③ 物に十分かかわることで考え、工夫する力が育つ
  ④ 遊んでいるなかで、数量や図形に関心をもつ
  ⑤ 標識や文字で伝える方法を知る
  ⑥ 地域の施設やさまざまな情報、行事などを取り入れて遊ぶ

 4 関係のなかでの「環境とかかわる力」の発達

  ① 友達との関係のなかで育つ
  ② 保育者との関係のなかで育つ
  ③ 小学生や地域の人などの存在も大切な環境

 5 保育環境のあり方と「環境とかかわる力」の発達

  ① 発達の適時性を考える
  ② 好奇心や探究心を育て、思考力の芽生えを培うために必要なもの
  ③ 保育環境が乏しければ発達しないが、不測の環境も必要
  ④ 体験を積み重ねて経験として自分のものにしていく過程が大切
  ⑤ 多様な体験は重要だが、さまざまな活動を次々とさせることではない
  ⑥ 保育者としてさまざまな役割を果たす
  ⑦ 環境を通して行うことを考えると、教材研究が欠かせない
  ⑧ 子どもたちの生活する姿と保育者の意図から指導計画を立てる
   
第3章 子どもの「環境とかかわる力」をどう理解するか

 1 身近な自然とどうかかわっているか

  ① デザインされた環境のなかで感じとる
  ② 知的好奇心や探究心を育む
  ③ 自然のサイクルや法則に気づく
  ④ 自然に感動し、畏敬の念をもつ

 2 生きものとどうかかわっているか

  ① 生命を大切に思う
  ② 育て、共生する

 3 身近な物とどうかかわっているか

  ① 物の性質・しくみを発見したり予測したりする
  ② 先生・友達の存在(人的環境)がかかわりを広げ、深める
  ③ 連続性のあるかかわりのなかで思考力を育む
  ④ 片付けることから学ぶ 
 
 4 文字や記号とどうかかわっているか

  ① 一般化する力と弁別する力をもつ
  ② 標識・記号・読めない文字のなかにメッセージがある
  ③ 文字と1対1対応させる

 5 数量や形とどうかかわっているか

  ① 数の概念と数の言葉が合わさって発達する
  ② 数の概念と時間・空間と形はつながる

 6 園内外の行事とどうかかわっているか

  ① 文化に触れる
  ② 地域のなかで生活する
  ③ 「ハレ」の日がある

第4章 領域「環境」と保育方法

 1 教育課程・保育課程と領域「環境」

  ① 教育課程と保育課程に違いはあるか
  ② 「領域」は課程のなかでどのような位置づけになっているのか
  ③ 生活時間の構造について

 2 指導計画と領域「環境」

  ① 自発活動時間(A)のなかでの領域「環境」
  ② 保育者の意図が強い遊びや活動(B)と自発活動(A)の関係
  ③ 生活場面(C)と意図的活動(B)・自発活動(A)の関係

 3 環境構成と領域「環境」

  ① 自然環境について
  ② 物的環境について
  ③ 時間的環境と遊びの出現

 4 保育者の役割と領域「環境」

  ① 物(園具・教具・道具・材料等)の調整をする
  ② 自由度の調整をする

 5 保育の評価と領域「環境」

  ① 保育における評価とはどのようなものか
  ② 幼稚園幼児指導要録と保育所児童保育要録

第5章 領域「環境」と保育の実際

 1 好奇心を抱くには
  
  ① じかに体験する
  ② 「人」の存在

 2 探究心をもつには

  ① 「なぜ」「どうして」から始まる探究心
  ② 子どもの思いを受けとめる保育者の役割

 3 思考力の芽生えを培うには

  ① 環境を構成する意味
  ② 環境を自由に操作できる
  ③ 必要な技術を伝える―紙飛行機づくりから

 4 物や生命を大切にするから

  ① 物の大切さ
  ② 生命を大切にするには
  ③ 身近な生き物の世話をする
  ④ 生き物の死にふれる

 5 文字や数量に関心をもつには

  ① マークや標識から
  ② 絵本の読み聞かせを通して
  ③ 文字への関心を育てる
  ④ 数量に関心をもつ

 6 生活に関係の深い情報や施設に関心をもつには

  ① 生活の場としての環境
  ② 伝え合う
  ③ 初めての訪問

第6章 領域「環境」と実践上の留意点

 1 身近な環境を生活に取り入れる
 
  ① 身近な自然を取り入れる
  ② 身近な人の姿を取り入れる
  ③ 身近な遊具や教材や生活用具などの物を取り入れる

 2 自然に自分から触れるようになるには

  ① 保育環境としての自然―直接体験の必要性
  ② 保育者の存在―姿勢、感性
  ③ 周囲の仲間の存在

 3 自然に触れる体験の意味と大切さ

  ① ままならない体験
  ② 自然の変化に気づく
  ③ 思考力・探求心の芽生え
  ④ 季節を感じる
  ⑤ 心身の健康と身体機能の充実
  ⑥ 安全間隔

 4 遊びのなかで物事の法則性に気づく

 5 繰り返し試したり工夫することの大切さ

 6 文字や数量の感覚を身につける

   ① 依然高い文字や数への関心
   ② 子どもの実感を伴った文字や数量
   ③ 生活のなかでの必要感や実感が伴うための保育者の役割

第7章 領域「環境」の変遷

 1 明治期の保育とその内容

  ① 幼稚園創設期の保育内容
  ② 幼稚園に関する最初の法令―「幼稚園保育及設備規定」

 2 大正期から昭和初期の保育とその内容

  ① 保育項目の時代
  ② 幼稚園令制定
  ③ 保育所の前身―託児所における保育内容

 3 戦後の新しい教育制度と保育要領

 4 高度経済成長期の保育内容―“領域”の誕生

  ① 「幼稚園教育要領」の刊行
  ② 「幼稚園教育要領」改訂と「保育所保育指針」の刊行

 5 平成の改訂―保育内容・領域「環境」

  ① 6領域から5領域へ―「幼稚園教育要領(平成元年)」と「保育所保育指針(平成2年)」改訂
  ② 21世紀に向けて―「幼稚園教育要領(平成10年)」と「保育所保育指針(平成11年)」改訂
  ③ 「新・幼稚園教育要領」と「新・保育所保育指針」―平成20年改訂

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