人間の安全保障は、これまでの国家を中心とした安全保障ではなく、人間を中心に据えた安全保障のあらたな概念として国連開発計画ならびに「人間の安全保障」委員会で主張され、おおいに注目を浴びている。
本書はこの概念が開くあらたな地平を開発・外交・紛争といったさまざまな視野から詳解する。
第Ⅰ部 新しい「認識空間」創造のために
第1章 安全保障という概念をめぐって
第2章 人間の安全保障と開発
--地平線の広がり
第3章 人間の安全保障論の隘路
第Ⅱ部 「安全保障共同体」のジレンマをこえて
第4章 人間の安全保障と日本の外交政策
第5章 人間の安全保障と人道的介入
--国連における人間の安全保障の展開を軸として
第6章 東アジアにおける貧困と人間の安全保障
第7章 アフリカの武力紛争と人間の安全保障
第Ⅲ部 日常のなかの人間の不安全
--日本での取り組み
第8章 外国人と「社会の安全」
第9章 経済大国ニッポンで崩れる「医療」のしくみ
第10章 「人の移動」とジェンダー化する「人間の不安全」
--批判的国際政治経済学の立場から
第11章 日系人移住者の子どもの人間安全保障
--在日日系ブラジル人の子どもの不安全から
第Ⅳ部 人間の安全保障の実現に向けて
第12章 北東アジアの環境問題と先住民の生存危機
第13章 社会運動と人間の安全保障
第14章 人間の安全保障と市民社会のグローバルな連携
あとがき
索 引






