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中高年の失業体験と心理的援助 失業者を社会につなぐために

中高年の失業体験と心理的援助

失業体験を理解し、必要な支援を検討する

著者 下山 晴彦 監修
高橋美保
ジャンル 心理
シリーズ 心理 > シリーズ・臨床心理学研究の最前線 3
出版年月日 2010年02月28日
ISBN 9784623056743
判型・ページ数 A5・344ページ
定価 定価7,700円(本体7,000円+税)
在庫 在庫あり
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  • 内容説明
  • 目次

バブル崩壊後のリストラ失業を失業者の目線から理解する 

彼らを社会につなぐために何ができるのか?

本書では、リストラ失業を体験した中高年男性たちの語りにもとづいて、失業体験とはどのようなものであるのかを、彼らの就労意識や就労実態、人生の中でその体験がもつ意味などを視野に入れながら理解することを試みる。また、そのことを通じて、失業者にとってどのような援助が必要かつ有効なのかを検討していく。

 

はじめに

 問題意識―失業問題との出会い
 問題設定―本書のリサーチ・クエスチョン
 本書の構成

  第1部 失業問題とその研究の実際――本書のねらい

第1章 失業の社会的背景と実態

 第1節 失業の定義
 第2節 日本の社会経済情勢の変化と失業率の推移
 第3節 過去10年間の失業の特徴
 第4節 失業と自殺の関係
 第5節 失業者への支援の実態
 第6節 失業の実態のまとめと失業研究の必要性

第2章 失業の心理と援助についての先行研究

 第1節 海外の失業研究

  1. 海外の失業研究の歴史
  2. 失業の影響
  3. 失業の影響の関連要因
  4. 失業への対処と援助
  5. 失業の理論
  6. 海外の失業研究のまとめと今後の課題

 第2節 国内の失業研究

  1. 日本の失業研究の歴史
  2. 1990年代までの失業研究の概要
  3. 2000年以降の失業研究の概要
  4. 日本の失業研究の今後の課題

 第3節 本書のねらい

  第2部 リストラ失業がもたらす影響――多面的な視点から
 
 第2部 イントロダクション 

第3章 リストラ失業が失業者にもたらす影響

 第1節 はじめに
 第2節 リストラ失業者の実態調査Ⅰ

  1. 問題の背景と目的
  2. 方 法
  3. 結果と考察
 
 第3節 リストラ失業者の実態調査Ⅱ

  1. 問題の背景と目的
  2. 方 法
  3. 結果と考察

 第4節 リストラ失業が失業者にもたらす影響のまとめ

  1. リストラ失業が失業者にもたらす影響について
  2. リストラ失業者の精神健康の関連要員について
  3. 本章で得られた知見の意義と今後の課題

第4章 リストラ失業が家族と現役従業員にもたらす影響

 第1節 リストラ失業が家族にもたらす影響

  1. 問題の背景と目的
  2. 方 法
  3. 結 果
  4. 考 察
  5. 本節で得られた知見の意義と限界

  第3部 中高年者にとっての失業体験――職業観に注目して

 第3部 イントロダクション

第5章 日本人の職業観についての文献研究

 第1節 問題の所在と研究の目的

 第2節 「働くこと」の概念について

  1. 用語の整理
  2. 研究の整理
  3. 用語に見る日本人の「働くこと」の概念とその変遷

 第3節 日本人の職業観とは

  1. 理論的研究からみた日本人の職業観の歴史
  2. 調査研究からみた現代の日本人の職業観

 第4節 日本人の職業観の検討

  1. 歴史的普遍性の検討
  2. 国際的特異性の検討

 第5節 日本人の職業観研究のまとめと今後の課題

第6章 中高年失業者の体験過程――失業の困難とその対処

 第1節 問題と目的
 第2節 研究の手続きと分析課程

  1. 研究の方法と手続き
  2. 分析課程

 第3節 結 果

  1. 失業の体験課程
  2. 失業の困難への対処と援助

 第4節 考 察

  1. 失業の困難はなぜ生じるのか
  2. 失業の困難への対処と援助について
  3. 中高年失業者の失業への対処と今後の心理的援助に向けて

 第5節 本章で得られた知見の意義と今後の課題

第7章 中高年の失業体験がもつ意味――職業観の変化

 第1節 問題と目的
 第2節 研究の手続き
 第3節 分析と結果

  1. 就労時の職業観
  2. 就労時の職業観は失業体験にどのように影響したか
  3. 失業体験による職業観の気付き
  4. 失業体験は脱失業後の職業観にどう影響したか

 第4節 考 察

  1. 職業観の変化
  2. 中高年失業者の職業観の再吟味―会社人間の視点から
  3. 職業観の変化に見る失業の意味のまとめ

 第5節 本章で得られた知見の意義と今後の課題

  1. 中高年失業者にとっての失業のポジティブな意味の明確化
  2. 中高年失業者への心理的援助の必要性
  3. 本章で得られた知見の限界と今後の課題

 第4部 失業者に対する心理的援助――公共職業安定所の現場から
 
 第4部 イントロダクション

第8章 公共職業安定所における心理的援助の実態

 第1節 はじめに
 第2節 心理的援助の実態Ⅰ―職員と心理職の役割分担から

  1. 問題と目的
  2. 研究の手続き
  3. 本調査
  4. 考 察

 第3節 心理的援助の実態Ⅱ―失業者への心理的援助が職員のストレスと精神健康に及ぼす影響

  1. 問題と目的
  2. 研究の手続き
  3. 本調査
  4. 考 察

 第4節 本章のまとめ

第9章 公共職業安定所における失業者への心理的援助モデルの提言

 第1節 問題と目的
 第2節 研究の手続き

  1. 予備調査①面接調査
  2. 予備調査②質問紙調査

 第3節 本調査

  1. 目 的
  2. 方 法
  3. 調査内容
  4. 結 果

 第4節 考  察

 1. 心理職の評価について
 2. 望まれる心理的ケアのあり方
 3. 公共職業安定所における中高年失業者への支援について
 4. 公共職業安定所における中高年失業者に対する心理職の援助
 5. 本章で得られた知見の限界と今後の課題

終 章 失業体験の理解にもとづく心理的援助

 第1節 本書で得られた知見の総括
 第2節 本書の意義と今後の課題

  1. 中高年の失業の体験過程の理解―第3部の知見から
  2. 一般の失業者に対する心理的援助システムの仮説モデルの提示―第4部の知見から
  3. リストラ失業の実態把握―第2・3部の知見から
  4. 本書で得られた知見の臨床的意義―心理職の臨床活動に向けて

引用文献
あとがき

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