村上春樹とハルキムラカミ

精神分析する作家

村上春樹とハルキムラカミ

世界を魅了する、創造の秘密とは

著者 芳川泰久
ジャンル 評論・評伝
文学・言語
出版年月日 2010/04/30
ISBN 9784623057719
判型・ページ数 4-6・252ページ
定価 本体2,800円+税
在庫 在庫あり
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世界を魅了する、創造の秘密とは
『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』……

村上文学の先端で、何が起こっているのか。
今までに二度のベスト・セラーを生み出した作家の、創造の秘密をとらえた本。分かりやすい具体例に富む。彼の文学の先端で何が起こっているのか。現代文学にもたらしたものは何か。とりわけ『ねじまき鳥クロニクル」と『海辺のカフカ』をめぐる部分は示唆的である。精神分析のかかえる起源との距離を、隠喩の構造に重ね、量子論に重ね、阪神大震災とサリン事件にまで射程を延ばす。

序 章 村上春樹は負けた!
第1章 〈ふたたび〉の物語論理
 1 〈再〉の構造
 2 帰還と反復
 3 ジャンクとノモンハン
 4 オイディプス王と〈不気味〉
第2章 切断という物語論理
 1 〈切断〉の物語群
 2 阪神大震災と「半分のわたし」
 3 ふたつの物語・世界・「僕」
 4 ラカンと〈切断〉の論理
第3章 歴史の出現と井戸マジック
    ――『ねじまき鳥クロニクル』詳論
 1 インタビューと水路転落
 2 失われた声 獲得された声
 3 声の正体とコミットメント
 4 大江健三郎vs村上春樹
 5 多世界解釈とふたつの場所
 6 『ねじまき鳥クロニクル』の論理
 7 村上春樹と新憲法
第4章 隠喩構造――『海辺のカフカ』を読む
 1 隠喩の構造式
 2 『海辺のカフカ』の世界
 3 父親殺しの物語 物語の父親殺し
 4 隠喩的 量子論的
やや長い個人的なあとがき
参考文献
全小説作品の読書案内・勝手なコメント付
村上春樹についての参考図書
人名・作品索引

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