エピソードでつかむ 青年心理学
青年期の心を理解する上で重要と思われる項目を約50項目とりあげ、1項目基本4頁でわかりやすくかつ簡潔に解説する。また各項目の冒頭には関連するエピソードを入れ、具体的なイメージをもって学びに向かえるように工夫している。
[ここがポイント]
・各項目の冒頭に具体的なエピソードを設けた
・2色刷りで見やすい体裁
・1項目基本4頁で、重要なポイントに絞って解説
序 章 青年期を理解する
序-1 一生のなかの青年期
序-2 社会的地位の変化の特徴
序-3 身体発達の特徴
序-4 知的発達・道徳性の発達の特徴
序-5 信頼感と不信感
序-6 自律性と恥
序-7 主導性と罪悪感
序-8 生産性と劣等感
第1部 青年の自我発達と恋愛
第Ⅰ章 青年期のアイデンティティの発達
Ⅰ-1 アイデンティティとは何か
Ⅰ-2 アイデンティティの実感としての充実感
Ⅰ-3 姓名の意味とアイデンティティ
Ⅰ-4 職業としてのアイデンティティ
Ⅰ-5 発達的なアイデンティティ
Ⅰ-6 否定的なアイデンティティ
Ⅰ-7 歴史的なアイデンティティ
Ⅰ-8 アイデンティティ選択の方法
Ⅰ-9 アイデンティティ・ステイタス
第Ⅱ章 青年期の恋愛の発達
Ⅱ-1 タイプと初恋
Ⅱ-2 アイデンティティのための恋愛
Ⅱ-3 愛情の発達差、男女差
Ⅱ-4 より親密な関係へ:愛的な交際
Ⅱ-5 愛の本質的特徴:無条件性と相互性
Ⅱ-6 愛する能力、愛を活性化する「子どもの笑顔」と「感謝」
Ⅱ-7 恋愛と性
Column 1 配偶者選択を考えるヒント:赤い糸20本説
Column 2 成就しなくても愛は成立する
第2部 青年期の人間関係
第Ⅲ章 青年期の親子関係
Ⅲ-1 心理的離乳:依存と自立の葛藤
Ⅲ-2 親への反抗
Ⅲ-3 愛 着
Ⅲ-4 親子関係の発達的変化
Ⅲ-5 親子間のコミュニケーション
Ⅲ-6 家族システムとライフサイクル
Ⅲ-7 青年期の子育てと親の発達課題
Ⅲ-8 親子関係と友人関係のつながり
第Ⅳ章 青年期の友人関係
Ⅳ-1 友人関係とは何か
Ⅳ-2 現代の青年の友人関係
Ⅳ-3 親友の存在
Ⅳ-4 生涯発達のなかでの友人関係
Ⅳ-5 青年期のなかでの友だちとのつきあい方の発達的変化
Ⅳ-6 友人関係の形成と孤独感
Ⅳ-7 クラスのなかの友人グループの光と影
Ⅳ-8 友だちとの距離
Ⅳ-9 友人関係の負の側面
Column 3 文芸作品のなかに描かれた友人関係
第3部 青年と社会
第Ⅴ章 青年期と学校
Ⅴ-1 青年期における学校の意味
Ⅴ-2 モラトリアムを生きる
Ⅴ-3 青年期の学習指導
Ⅴ-4 青年期の生徒指導
Ⅴ-5 生徒―教師関係
Ⅴ-6 いじめ
Ⅴ-7 不登校
Ⅴ-8 非 行
Ⅴ-9 心身症
Ⅴ-10 学習不適応
第Ⅵ章 社会に出て行くということ
Ⅵ-1 仕事はどのように決めるのか
Ⅵ-2 将来の見通しをどうもつか
Ⅵ-3 就職のために何をするべきか
Ⅵ-4 職場にどのように入っていくか
Ⅵ-5 フリーターは夢を追いかけられるか
Ⅵ-6 ニートとは誰か
Ⅵ-7 幸せな結婚のために
Ⅵ-8 大人になるには
Ⅵ-9 社会にどう出るか
Column 4 労働組合の心理的意義
Column 5 ひきこもりからの社会への移行
終 章 自我発達から見た成人期と老年期
引用文献/人名索引/事項索引