恋するものは、あの月だけか…
道長と苦闘し続けた、悲運の生涯。
外祖父・藤原兼家の庇護のもと成長し、天皇家の嫡流として皇太子となった居貞親王だが、即位後は道長の圧迫を受けるようになる。失明などの病気に苦しみ、落日の冷泉皇統のために苦闘した、悲劇の天皇の実像を描く。
[ここがポイント]
◎『一条天皇』で話題となった著者が、一条天皇や藤原道長の影で悲運の生涯を送った三条天皇を描く。
◎三条天皇、初の伝記。
序 章 三条天皇論に向けて
第一章 出生から立太子まで
1)皇統と出生
2)立太子
第二章 潜龍(せんりょう)の年月
――長い東宮時代
1)兼家女綏子の入侍
2)済時女女成子(いし)の入侍 【編集部注:女+成で1字、以下同じ】
3)道隆女原子の入侍
4)女成子との日々
5)道長女妍子の入侍
第三章 蝉蛻(せんぜい)のとき
――即位
1)一条天皇譲位の策動
2)三条天皇の誕生
第四章 妍子と女成子の立后
1)妍子の立后
2)女成子の立后
第五章 「御悩」の日々
1)妍子の懐妊
2)禎子内親王の誕生
3)眼病の発症
4)譲位をめぐる闘い
第六章 譲位と敦明の立太子
1)三条天皇の譲位
2)上皇としての三条
第七章 崩 御
1)三条院、崩御
2)葬送と陵墓
第八章 皇子女と后妃の行く末
1)敦明皇太子の遜位
2)三条皇子女と后妃の行く末
終 章 三条天皇という人物
参考文献
あとがき
三条天皇略年譜
人名索引







