安田善次郎
果報は練って待て
近代日本における大銀行家の知られざる生涯
| 著者 | 由井常彦 著 |
|---|---|
| ジャンル | 評論・評伝 |
| シリーズ | 評論・評伝 > ミネルヴァ日本評伝選 |
| 出版年月日 | 2010/09/10 |
| ISBN | 9784623058532 |
| 判型・ページ数 | 4-6・406ページ |
| 在庫 | 在庫あり |
東大安田講堂の寄贈者にして日本の銀行王、波乱の全生涯を解明。
日本橋の両替店「安田屋」から金融業を成長させ、一代で安田財閥を築いた安田善次郎。金融・経済界の発展だけでなく、東京大学安田講堂の寄贈など社会事業にも貢献した銀行王の知られざる生涯を、厖大な日記・手控を駆使し克明に描き出す。
[ここがポイント]
◎日本経営史の碩学が筆を揮う大実業家の波乱の生涯
◎未公刊の本人による手控、日記などの一次史料をもとに描く日本近代化の重要な一面
第1章 郷里から江戸、安田屋経営
――行商、奉公そして独立
1)郷里の富山と父善悦
2)筆耕と行商の日々
3)郷里から出奔、江戸での行商へ
4)両替店奉公と投機の失敗
5)独立が成功の第一歩
第2章 維新の変革と安田善次郎
――「巨富」の蓄積・経緯と実体
1)安田商店と明治維新
2)太政官札取引の成功
3)金融への移行と店の「近代化」
4)銀座油店の経営と不動産投資
5)新しい活動の場・栃木県へ
第3章 両替商から銀行家へ
――第三国立銀行と安田銀行
1)官庁資金の獲得
2)公債投資による蓄積
3)第三国立銀行の設立
4)安田銀行の設立--安田商店の慌ただしい改組
5)本所横網の邸宅と善次郎の社交術
第4章 日本銀行設立と安田善次郎
――知られざる活動と役割
1)日本銀行の設立と善次郎の理事就任
2)理事・三局長としての活動
3)横浜正金銀行の救済
4)官金取扱問題と関西・北海道出張
5)理事辞任後の生活と保善社制定
6)日銀監事と明治23年恐慌
第5章 多角化と財閥の形成
――急激な成長とその特性
1)近代事業と安田善次郎--渋沢栄一と大倉喜八郎との協力
2)鉄道と電力業への出資と関与
3)企業家・実業家として
4)東京火災の支配と帝国会場の設立――損害保険二社、出資と支配
5)東西の二大銀行の系列化――日本商業銀行と明治商業銀行
6)最初の不動産会社、東京建物設立
第6章 銀行家としての大成とその表裏
――工業化の挫折と近代化の限界
1)近代諸産業への関与
2)製釘業と紡績業の挑戦と困難
3)安田商事合名会社の設立と不振
4)大銀行救済と金融帝国の形成
5)政財界の大事件、百三十銀行救済
6)日露戦争後の産業経営の縮小と投資の転換
7)組織・人事の近代化の限界
第7章 晩年の孤独と死
――銀行界の覇者の運命
1)古稀--引退できない晩年
2)第一次大戦中の膨張と安田善三郎
3)復帰、危機の到来そして急死
付 表
参考文献
あとがき
安田善次郎略年譜
人名・事項索引












