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社会学 わが生涯

社会学 わが生涯

片々極まりない社会の変化を普遍的に捉え、独自の視点で理論化し切り開いてきた道筋とは

著者 富永 健一
ジャンル 社会
評論・自伝
評論・自伝 > 自伝
シリーズ 評論・自伝 > シリーズ「自伝」my life my world
出版年月日 2011年05月25日
ISBN 9784623060306
判型・ページ数 4-6・482ページ
定価 定価3,300円(本体3,000円+税)
在庫 在庫あり
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  • 内容説明
  • 目次

「社会」、すなわち自らが生きている世界を研究してきた著者にとって、生涯そのものが「学問」であった。本書は、片々極まりない社会の変化を普遍的に捉え、「社会変動の理論」という独自の視点で精緻な研究を積み重ね、国内外に大きな影響を与えてきた第一人者が紡ぎだす、学問との格闘、さまざまな知との交流の記録。

序章 思い出し日記の試み

 1 ホームページから始める

 2 思い出し日記を書き始める

 3 アメリカからヨーロッパへ

 4 ヨーロッパからアジアへ

 5 社会学理論、社会学史、日本社会論

 6 登山日記

 第Ⅰ部 生い立ちから博士論文まで

第一章 生い立ちの記

 1 父母と親族
    東京に生まれる  父母と祖父母  世田谷時代  満州へ行く

 2 新京一中から都立六中まで
    新京一中から広島陸幼へ  都立六中-新宿高校から東大へ

 3 父のシベリヤからの帰国
    父が「高田保馬を読め」と薦める  高田保馬からの出発

第二章 社会学事始め

 1 高田保馬の『社会学概論』から読み始める
    高田保馬  青山秀夫と清水幾太郎

 2 近代化の理論としての社会学
    戸田貞三と鈴木栄太郎  反近代化の社会学

 3 タルコット・パーソンズ
    パーソンズの行為理論と社会システム理論  私の卒業論文と修士論文  
    私の病気、母の病気

第三章 二つの博士論文

 1 ヴェーバーの社会経済学と高田保馬の経済社会学
    経済学と社会学  経済社会学

 2 社会学博士論文における経済社会学
    社会学博士論文『社会変動の理論』  「社会変動」とは「革命」のことか
    社会変動の経済社会学

 3 経済学博士論文における経済社会学
    経済学博士論文『経済と組織の社会学理論』  社会システム、組織、社会的交換

 第Ⅱ部 アメリカ、ヨーロッパ、アジア

第四章 これがアメリカだ

 1 一九六六年のアメリカ
   「道具的活動主義」の国  一九六六年にアメリカで起こっていたこと

 2 ベトナム反戦運動
    反戦の声  優雅な労働組合  変わる経営者の信条  新しい社会の主役

 3 多様なアメリカの社会
    コミュニティの人びと  黒い過激派  不完全な公民権法 
    ニューレフトの学生運動  アメリカン・デモクラシー 
    『これがアメリカだ』の結論

第五章 SSM調査とアメリカ留学

 1 SSM調査研究
    社会階層と社会移動  日本のSSM調査  日本におけるSSM調査のスタート

 2 第一回と第二回のSSM調査
    一九五五年の第一回SSM調査  一九六五年の第二回SSM調査

 3 第三回SSM調査
    一九七五年の第三回SSM調査  慶応-イリノイ・プロジェクト
    SSM研究における一九七五年調査の位置  
    イリノイ大学とハーヴァード大学  アメリカにおける家族旅行  

第六章 オーストラリアからヨーロッパへ

 1 オーストラリア国立大学への留学
    オーストラリア国立大学  オーストラリア体験

 2 オーストラリアからオーストリアへ
    インスブルックとザルツブルクからの講演依頼
    インスブルックでの国際シンポジウム
    ザルツブルクにおけるオーストリア政府主宰のセミナー
    リンツの社会学者フュルステンベルクさん

 3 生まれて初めての共産主義圏
    ブラティスラヴァへ  チェコスロヴァキアの社会学者マホニンさん 

第七章 憧れのドイツ―ボッフム大学とテュービンゲン大学

 1 東大とボッフム大学との交換プロジェクト
    ボッフム大学  ボッフムからマンハイムへ  ボッフムへ戻る
    ニクラス・ルーマン教授を訪ねる

 2 ヨーロッパへ家族旅行
    フランスへ  シュヴァルツヴァルト、グリンデルヴァルト、ザルツカンマーグート

 3 ボッフム大学とテュービンゲン大学でのドイツ語講義
    ボッフム大学の冬学期講義を単身生活ですごす  『日本の近代化と社会変動』

第八章 中国語ができない私の中国経験―南開大学

 1 『経済社会学』を講義する
    天津の南開大学  南開大学と『経済社会学』  経済社会学の講義
    経済的行為と社会的行為  市場原理と組織原理  市場経済と計画経済
    二ヵ月の講義を終えて

 2 『近代化の理論』を講義する
    一九八七年の講義  五四運動七〇周年デモ  泰山と曲阜への旅行
    学生のハンストとそれをめぐる李鵬と趙紫陽

 3 瀋陽と長春
    瀋陽と長春への講演旅行  天安門事件とその後の日中関係
 
第九章 私の韓国経験

 1 韓国人大学院生の来日
    中国経験から韓国経験へ  韓国人大学院生の博士論文指導

 2 私の韓国での講演(パート1)
    前近代の東アジア諸国  経済的・政治的近代化へのスタート  
    朝鮮の『近代化』への努力の失敗  朝鮮をめぐる中国、ロシア、日本
    日本の植民地支配

 3 私の韓国での講演(パート2) 
    
    戦後における日本と南北朝鮮の平和の条件  幸福な日韓関係の実現のために

 第Ⅲ部 理論社会学、西洋社会学史、日本社会論

第十章 私の「理論社会学」の形成

 1 『社会学原理』
    出発点としての産業社会論と社会変動論  高田保馬からパーソンズへ
    『社会学原理』の講義プラン

 2 社会のミクロ分析とマクロ分析
    社会のミクロ分析  社会のマクロ分析

 3 近代産業社会の社会システム 

第十一章 日本の近代化と西洋社会学史

 1 日本の近代化と第一世代の社会学―福澤諭吉、サン-シモン、コント、スペンサー
    近代化思想における西洋と東洋  福澤諭吉と日本の西洋的近代化
    サン-シモンの産業主義  コントの実証主義  スペンサーの自由主義

 2 第二世代の社会学―デュルケーム、ジンメル、ヴェーバー
    デュルケームの機能主義  デュルケームにおける分業の機能 
    社会学史におけるデュルケームのキイ・ポジション  ジンメルの相互行為主義
    ジンメルにおける相互行為の近代化  ジンメルの『貨幣の哲学』および『社会学』
    ヴェーバーの「ロッシャーとクニース」論文と「客観性」論文
    ヴェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』
    ヴェーバーの『経済と社会』

 3 第三世代の社会学―パーソンズ、シュッツ、ルーマン
    二〇世紀社会最大の思想家タルコット・パーソンズ
    パーソンズの社会システム理論  パーソンズとスメルサーの『経済と社会』
    パーソンズの近代化理論  近代社会の前近代的基礎
    現代社会科学における実証主義と理念主義
    現象学的社会学で世界を動かしたシュッツ
    社会システム理論を革新した二〇世紀最後の理論家ルーマン     

第十二章 「中流意識」の崩壊と「格差社会」の到来

 1 崩壊する「中流社会」
    「中流」意識の急増から急減へ  「福祉元年」から「福祉見直し」政策へ
    新保守主義の到来  「総合社会政策」プロジェクト

 2 社会計画の理論的基礎
    社会政策と社会計画  経済計画と社会計画  社会計画と社会視標

 3 「格差社会」になった日本
    派遣労働者、フリーター、ニート  格差社会の到来

附章 思い出し登山日記

 1 登山を始める
    私の登山経験  初めての八ヶ岳と穂高岳  三月の八ヶ岳
    五月の白馬杓子尾根  剣岳登山

 2 城戸さんの永久の別れとその後
    三月の塩見岳  城戸さんパーティ荒川岳から帰らず  槍ヶ岳から「裏銀座」コース
    白峰三山(北岳・間ノ岳・農鳥岳)  南アルプス横断登山(塩見から赤石へ)

 3 七四歳の富士登山
    富士登山を思い立つ  富士登山を決行する 

主要著作一覧

あとがき

富永健一略年譜

人名・事項索引

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