グローバリゼーション・インパクト 同時代認識のための社会学理論
グローバル化された世界の〈人間と社会〉
社会学の根本問題をどのように変えるのか。社会変動論、ヴェーバー学説からの接近。
本書は、グローバリゼーションをキーワードに、〈同時代〉つまり〈いま＝ここ〉における人間と社会のかかわりを理論的に解明する。グローバリゼーションは、社会変動論・社会構造論にどのような変革を迫り、さらにまたヴェーバーの学説に対してもどのような解釈替えを迫るのかが、根底的に議論されている。
プロローグ 同時代認識のための社会学理論
1）グローバリゼーション・インパクト
2）グローバリゼーションの方へ
3）マックス・ヴェーバーの方へ
第Ⅰ部 グローバリゼーションとマクロ・インタラクショニズムの展開
第１章 ポストモダンとハイブリッドモダン
1）「西と東」「北と南」枠組みの崩壊
2）モダンを問う「場所」
3）ポストモダンとハイブリッドモダン
4）グローバリゼーションの三段階
5）「近代化」再訪
第２章 グローバリゼーションと社会学変容の三段階
1）ポストモダン論からグローバリゼーション論へ
2）グローバリゼーションの５Ｗ１Ｈ
3）理論的モデルとしての全体社会―19世紀中葉まで
4）国民国家としての全体社会―19世紀末から1970年代まで
5）グローバル単位としての社会―1990年代以降
コラム グローバリゼーションと社会学理論のゆくえ
第３章 「全体社会」から「マクロ社会」へ―社会変動論再考
1）モダニゼーションからグローバリゼーションへ
2）社会以後という時代診断
3）国民国家の問題
4）自己充足性の基準
5）閉鎖系から開放系へ
6）比較論の優位
7）「全体性」の想定と内発的発展論
8）グローバリゼーションとインタラクショニズムの展開
9）マクロ・インタラクション理論の構築に向けて
第４章 整合的規則からハイブリディティへ―社会構造再考
1）グローバリゼーションとハイブリディティの問題
2）社会構造に関する「近代的」イメージ
3）二重構造論の理論
4）社会構造としてのハイブリディティ
5）インタラクショニズムとハイブリディティ
6）シカゴ学派とマクロ・インタラクショニズムの原像
第Ⅱ部 グローバリゼーションとヴェーバー理論の変容
第５章 アジア社会論―その射程と限界
1）ヴェーバー・戦後啓蒙・戦後50年
2）資本主義発展の内発性と外発性
3）〈文化内発主義〉による進化論批判
4）伝播主義・文化変容論と進化論批判
5）内発主義と伝播主義の収斂
6）グローバリゼーションとヴェーバーのアジア社会論
第６章 官僚制の類型学―東欧革命とヨーロッパ統合の狭間
1）社会主義の崩壊とヴェーバー官僚制論
2）合法支配と単一支配の間
3）近代官僚制の四類型
4）典型としてのプロフェッション-官僚制
5）東欧革命とヨーロッパ統合の分岐点
コラム マックス・ヴェーバーをめぐる女性たち
第７章 社会学における影響力の始まりと終わり
1）ヴェーバーは世紀の転換期の社会学者か
2）戦間期におけるヴェーバーの普及と受容
3）ヴェーバー受容の根拠
4）大衆社会の社会学―1940―55
5）比較近代化の社会学―1955―70
6）モダニティの社会学―1965―80
7）ヴェーバー研究の自立化―1965以降
8）終着点としての1989年
エピローグ ヴェーバーとグローバリゼーション
1）ヴェーバーの理論的「危機」
2）ＮＩＥｓとＢＲＩＣｓと近代資本主義論の危機
3）東欧革命とヨーロッパ統合との対照的な二つの革命
文献紹介
Ⅰ グローバリゼーション・社会学理論・ヴェーバー
Ⅱ グローバリゼーションの社会学
Ⅲ ヴェーバー研究のなかから
Ⅳ 同時代認識の社会学理論
Ⅴ グローバリゼーション論の基本文献
あとがき／参照文献／索引
1）グローバリゼーション・インパクト
2）グローバリゼーションの方へ
3）マックス・ヴェーバーの方へ
第Ⅰ部 グローバリゼーションとマクロ・インタラクショニズムの展開
第１章 ポストモダンとハイブリッドモダン
1）「西と東」「北と南」枠組みの崩壊
2）モダンを問う「場所」
3）ポストモダンとハイブリッドモダン
4）グローバリゼーションの三段階
5）「近代化」再訪
第２章 グローバリゼーションと社会学変容の三段階
1）ポストモダン論からグローバリゼーション論へ
2）グローバリゼーションの５Ｗ１Ｈ
3）理論的モデルとしての全体社会―19世紀中葉まで
4）国民国家としての全体社会―19世紀末から1970年代まで
5）グローバル単位としての社会―1990年代以降
コラム グローバリゼーションと社会学理論のゆくえ
第３章 「全体社会」から「マクロ社会」へ―社会変動論再考
1）モダニゼーションからグローバリゼーションへ
2）社会以後という時代診断
3）国民国家の問題
4）自己充足性の基準
5）閉鎖系から開放系へ
6）比較論の優位
7）「全体性」の想定と内発的発展論
8）グローバリゼーションとインタラクショニズムの展開
9）マクロ・インタラクション理論の構築に向けて
第４章 整合的規則からハイブリディティへ―社会構造再考
1）グローバリゼーションとハイブリディティの問題
2）社会構造に関する「近代的」イメージ
3）二重構造論の理論
4）社会構造としてのハイブリディティ
5）インタラクショニズムとハイブリディティ
6）シカゴ学派とマクロ・インタラクショニズムの原像
第Ⅱ部 グローバリゼーションとヴェーバー理論の変容
第５章 アジア社会論―その射程と限界
1）ヴェーバー・戦後啓蒙・戦後50年
2）資本主義発展の内発性と外発性
3）〈文化内発主義〉による進化論批判
4）伝播主義・文化変容論と進化論批判
5）内発主義と伝播主義の収斂
6）グローバリゼーションとヴェーバーのアジア社会論
第６章 官僚制の類型学―東欧革命とヨーロッパ統合の狭間
1）社会主義の崩壊とヴェーバー官僚制論
2）合法支配と単一支配の間
3）近代官僚制の四類型
4）典型としてのプロフェッション-官僚制
5）東欧革命とヨーロッパ統合の分岐点
コラム マックス・ヴェーバーをめぐる女性たち
第７章 社会学における影響力の始まりと終わり
1）ヴェーバーは世紀の転換期の社会学者か
2）戦間期におけるヴェーバーの普及と受容
3）ヴェーバー受容の根拠
4）大衆社会の社会学―1940―55
5）比較近代化の社会学―1955―70
6）モダニティの社会学―1965―80
7）ヴェーバー研究の自立化―1965以降
8）終着点としての1989年
エピローグ ヴェーバーとグローバリゼーション
1）ヴェーバーの理論的「危機」
2）ＮＩＥｓとＢＲＩＣｓと近代資本主義論の危機
3）東欧革命とヨーロッパ統合との対照的な二つの革命
文献紹介
Ⅰ グローバリゼーション・社会学理論・ヴェーバー
Ⅱ グローバリゼーションの社会学
Ⅲ ヴェーバー研究のなかから
Ⅳ 同時代認識の社会学理論
Ⅴ グローバリゼーション論の基本文献
あとがき／参照文献／索引
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