なにがちがうの? ADHD(注意欠陥多動性障害)の子の見え方・感じ方
ADHDは行動のコントロールがむずかしい障害。「うっかり」わすれたり、「つい」人の迷惑になることをしてしまったり。そのときは反省しても、また同じことを繰り返すので、あきれられたり……。まわりも困るけど、いちばん困っているのは本人です。ADHDの子どもが失敗した瞬間どんな気持ちでいるのか、そこから理解していけば、きっといい関係が築けます。 わかなさん、かんたくん、まみさん、てっぺいくんが登場、自分のことばで語ります。
[ここがポイント]
●タイプの違う4人の小学生が、それぞれの見え方・感じ方、行動の意味を話す
●日々の生活でありがちな場面、できごとをとらえて構成
●コミカルで表情豊かなイラストが内面も伝える
●特性に合わせてどうするとうまくいくかを、「グッド!」と「NG」の対比で提示
●第2章では脳のはたらきとADHDの関係について小学生にもわかるように解説
●それぞれ違う困っていることの証言ページ、ADHDの知識とつきあい方のポイントQ&Aのページも掲載
●何年生でも読めるふりがなつき
この本の構成
第1章 ぼくって、わたしって、こんな感じ
1 わかなさんの場合 「うっかり」わすれる
2 わかなさんの場合 ぼうっとしている
3 わかなさんの場合 整理せいとんは苦手
4 かんたくんの場合 ぱっとやってしまう、言ってしまう
5 かんたくんの場合 おしゃべりでエネルギッシュ
6 かんたくんの場合 いろいろ、ひらめく
7 まみさんの場合 いっつも、まちがえる
8 てっぺいくんの場合 なぜか、うまくいかない!
9 それぞれの場合 得意なこともいろいろある
ふりかえってみよう これはグッド!
第2章 ADHDのこと知って、つきあって
ADHDについてわかってきたことがある
こまっている気持ちを知ってほしい
実力が出せるよう、おうえんしてね!
ADHD Q&A 知識とつきあいかたのまとめ
大人の読者の方へ
参考資料など