交流分析にもとづくカウンセリング 再決断療法・人格適応論・感情処理法をとおして学ぶ
“口語の精神分析”とも呼ばれ,様々な分野で広く用いられてきた心理療法である「交流分析」。本書はその「交流分析」の考え方,中でも「再決断療法」と「人格適応論」の考え方を活用したカウンセリングのあり方を示す手引きである。全てのカウンセラーやカウンセラーを目指す人の役に立つ理論と技法を,多くの図表を用いてわかりやすく解説する。
[ここがポイント]
◎ 様々な分野で用いられている「交流分析」についてのわかりやすい手引き。
◎ カウンセリングの実践に活かせる理論・技法を紹介している。
1 交流分析の哲学
2 自我状態の構造
3 自我状態の機能モデル
4 自我の構造上の問題
5 ストローク
6 値引き
7 交流のパターン
8 対 決
9 人生の基本的構え
10 心理ゲーム
11 ラケット感情
12 人生脚本
13 自我状態の二次構造
14 人生脚本の形成
15 人生脚本を持続する仕組み
16 プロセス脚本
17 交流分析が目指すゴール
第2章 再決断療法
1 再決断療法の誕生
2 再決断療法の理論的背景
3 再決断を実施するには
4 再決断のプロセスと再決断療法の技法
5 カウンセラーの姿勢
6 インテーク
7 逃避口を閉ざす
8 契 約
9 再決断療法のカウンセリング(ワーク)事例
10 再決断療法による精神疾患へのアプローチ
第3章 感情処理,その他の手法
1 感情処理法
2 愛着の問題のカウンセリング
第4章 人格適応論
1 人格適応論とは
2 各タイプの心理的な欲求と世界との関わりの主要な方法
3 各タイプの特徴
4 各タイプの人生脚本のパターン
5 幼児期の問題と解決策
6 コミュニケーションモード
7 ウェア理論
8 診断の方法
9 適応タイプのワーク事例
10 「人格適応論」と精神疾患
11 人格適応論の他領域への活用
12 類型論の枠を超えた人格適応論
引用・参考文献
索 引