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コミュニケーションから読む中近世ヨーロッパ史 紛争と秩序のタペストリー

コミュニケーションから読む中近世ヨーロッパ史

様々な領域からコミュニケーションの多様なあり方や紛争解決に果たす役割を考察。西洋中近世史の新たな側面を提示する一冊

著者 服部 良久 編著
ジャンル 世界史
シリーズ 世界史 > MINERVA 西洋史ライブラリー 107
出版年月日 2015年10月30日
ISBN 9784623072781
判型・ページ数 A5・562ページ
定価 本体6,500円+税
在庫 在庫あり
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  • 内容説明
  • 目次

本書は、中近世ヨーロッパに特徴的なコミュニケーションのありようを、個人や集団間のダイナミックなインタラクションとして見る。取り扱う年代・地域とも多岐にわたるが、繰り返される紛争と合意・平和のための相互関係のプロセスが、政治・経済・宗教など多様な領域における秩序にとって不可欠であったことを示す。

 

[ここがポイント]
◎ ヨーロッパの各地の事例を幅広く取り上げる
◎ 政治・経済・宗教の諸領域においてコミュニケーションが果たした役割を明らかにする。

序 章 コミュニケーションから歴史を読み解くこと(服部良久)
 1 「コミュニケーション」と歴史学
 2 中近世ヨーロッパ史と「コミュニケーション」
 3 コミュニケーションと紛争・秩序
 4 本書の構成

 第Ⅰ部 移動する君主と宮廷、あるいは首都の伝統
第1章 宮廷集会の内と外
    ——フリードリヒ・バルバロッサ即位初年の事例より(服部良久)
 1 宮廷集会とコミュニケーション・メディア
 2 政治的コミュニケーションと儀礼——メアゼブルク宮廷集会
 3 紛争のなかの宮廷集会——コルファイ修道院長ヴィーバルトの書簡簿より

第2章 ウィリアム征服王と息子たち
    ——宮廷集会と証書発給にうかぶ家族の秩序(中村敦子)
 1 コミュニケーションの場としての宮廷集会と証書発給
 2 征服王の支配とその家族
 3 証書への登場

第3章 巡る王、集う人々
    ——スクーン宮廷からみた中世盛期スコットランド王国(西岡健司)
 1 移動する国王宮廷と証書の発給
 2 選ばれたスクーン
 3 スコットランド王即位の地
 4 スクーン宮廷の変化

第4章 あの世に向かって
    ——二人のブルゴーニュ公フィリップの葬送と後継者たちの思惑(中堀博司)
 1 初代公フィリップ・ル・アルディの葬送
 2 第三代公亡骸の移送に先立つ新公シャルルの動き
 3 第三代公フィリップ・ル・ボンおよび公妃イザベルの亡骸の移送

第5章 首都を離れるビザンツ皇帝
    ——コンスタンス二世とアルメニア(小林 功)
 1 古代末期のアルメニア
 2 アルメニアの「君侯」
 3 コンスタンス二世のアルメニア・コーカサス遠征

第6章 都を血で穢すのは誰か
    ——ビザンツ中期における権力闘争の作法(根津由喜夫)
 1 テオドシウス城壁の内と外
 2 市街戦は是か非か
 3 血で穢れた勝利者の赦し方

 第Ⅱ部 地域の紛争解決と政治的統合
第7章 王子エドワードの対ボルドー政策、1254〜61年
    ——領有者プランタジネット家と都市コミューンのコミュニケーション(朝治啓三)
 1 エドワードはヘンリのガスコーニュ・ボルドー領有策を変えようとした
 2 ボルドー市制における市長選挙の史的過程
 3 1259年パリ条約とエドワードの立場
 4 1254〜61年のボルドー市民とヘンリ、およびエドワードとの交渉
 5 スタテュによるボルドー市制は市民に平和をもたらしたか

第8章 ロプト・ヘルガソンの「反逆」
    ——13世紀後半アイスランド社会とノルウェー王権(松本 涼)
 1 中世アイスランドと王権
 2 アイスランドの誠実宣誓——1277〜78年の紛争
 3 法と王権——1281年全島集会
 4 行政官アースグリームとの不和——1281〜83年の展開
 5 ノルウェー宮廷と教会紛争

第9章 党派と〈複合領域〉
    ——14世紀ノヴァーラのグェルフィとギベッリーニ(佐藤公美)
 1 複合領域ノヴァーラへのヴィスコンティ国家の進展
 2 ノヴァーラのグェルフィとギベッリーニ
 3 オッソラ渓谷のグェルフィとギベッリーニ
 4 党派と同盟——地域と国家を超えた結合

第10章 裁く農民、抗う領主
    ——1460年代バーゼル農村部の農民裁判より(田中俊之)
 1 粉屋の名誉
 2 領主の言い分
 3 噂の真相
 4 紛争の本質

第11章 市長門閥から上訴市民を救う
    ——18世紀帝国司法と複数諸地域間の連携(渋谷 聡)
 1 裁判の概要
 2 裁判の経過
 3 最終判決と帝国最高法院判事ズンマーマンの所見

第12章 イタリアが外国に支配されるとき
    ——近世の「帝国イタリア」とその変容(皆川 卓)
 1 「帝国イタリア」(イタリア帝国封)とは何か
 2 近世帝国イタリアの紛争解決システム
 3 双方向的コミュニケーションが失われるとき
   ——カスティリオーネ・デッレ・スティヴィエーレ侯国の君主臣民間紛争

 第Ⅲ部 都市のアイデンティティと都市間コミュニケーション
第13章 都市景観が映す支配の歴史
    ——ボローニャの場合(山辺規子)
 1 15世紀——ボローニャとベンティヴォーリオ家
 2 16世紀——ボローニャ都市貴族と教皇との協力体制

第14章 交易にはポー川を通るべし
    ——ヴェネツィアと内陸近隣諸都市の争い・秩序(高田京比子)
 1 中世の北イタリアとヴェネツィア
 2 ヴェネツィアと内陸近隣諸都市の協約——ボローニャを例に
 3 ヴェネト地方とポー川の河川通行
 4 フェッラーラ戦争
 5 経済活動と紛争、秩序、政治的コミュニケーション

第15章 なぜバポームの通過税を負わねばならないのか
    ——13・14世紀北フランスの都市と王権の係争(山田雅彦)
 1 地域的合意としての「慣習」の文書化
 2 初期パリ高等法院判決の厳正と慣習指向——1260〜80年代まで
 3 王権による制度改変と地域社会の動揺——1280・90年代より
 4 都市アミアンの遅まきながらの参戦と成果——1310〜40年代

 第Ⅳ部 教会のあるべき秩序をめぐって
第16章 彷徨える異端者たちの足跡を辿る
    ——中世南フランスにおける異端審問と「カタリ派」迫害(図師宣忠)
 1 史料としての異端審問記録
 2 異端審問の創設と地域住民の反応
 3 逃亡する異端者のネットワーク
 4 追跡する審問官と「カタリ派」の行方

第17章 悪評を通じて魂を統治する
    ——13世紀のルーアン大司教ウード・リゴーによる巡察(轟木広太郎)
 1 なぜ13世紀か
 2 修道院への巡察
 3 司祭たちに対する巡察
 4 俗人に対する公の贖罪

第18章 聖なる権威の在り処をもとめて
    ——15世紀後半のリエージュ紛争とブルゴーニュ公(青谷秀紀)
 1 リエージュ紛争の事件史
 2 聖務停止をめぐるコミュニケーション
 3 仲裁者としての教皇使節
 4 聖なる加護の行方

第19章 信仰か平和か
    ——パッサウの交渉とアウクスブルク宗教和議(渡邊 伸)
 1 諸侯の反乱とパッサウ協約
 2 アウクスブルク帝国議会の交渉
 3 アウクスブルク宗教平和の残した課題

 第Ⅴ部 他者とのコミュニケーションと秩序形成
第20章 外国人には官職を与えるな
    ——中世後期チェコにおける貴族共同体のアイデンティティ(藤井真生)
 1 チェコ貴族共同体の成長と「民族」意識の形成
 2 ルクセンブルク朝ヤン治世の帝国出身者の動向
 3 14世紀後半の「外国人」定義

第21章 アレクシオスは平和の仲介者か
    ——1299年前後のクレタにおけるヴェネツィア支配とギリシア人(高田良太)
 1 中世後期のクレタと分離的共生
 2 連環する反乱
 3 アレクシオス・カレルギスの反乱と和平
 4 1299年以後のアレクシオス

第22章 家の内にいる敵
    ——十字軍国家におけるフランク人の農村支配(櫻井康人)
 1 フランク人支配領域に残留する農民たち
 2 「下級役人」に関する研究動向
 3 フランク人と農村をつなぐ媒介者たち
 4 フランク人による農村支配の変容

あとがき
索  引

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