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ガバナンスの機構 経済組織の学際的研究

ガバナンスの機構

経済学、経営学、社会学、法学の優れた知見をもとに、市場と企業の両者の混合形態の制度的本質を、明瞭に解析した学際的研究の金字塔

著者 オリバー・E・ウィリアムソン
石田 光男
山田 健介
ジャンル 経済
経営
社会
出版年月日 2017年07月15日
ISBN 9784623080519
判型・ページ数 A5・560ページ
定価 定価7,150円(本体6,500円+税)
在庫 在庫あり
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  • 目次

ノーベル賞経済学者O・E・ウィリアムソンの代表三部作の三作目。「取引コストの経済学」を、旧制度経済学、新古典派経済学、組織論、社会学、法学との真摯な対話的考究を通じて精緻化し、新たな組織の科学への飛躍を画した渾身の労作。企業組織をガバナンスの機構と捉えることで、組織と制度を首尾一貫した記述で解析。経営学がややもすれば心理研究に傾斜する近年の風潮に対する真正面からの学問的警鐘の書。(原書:Oliver E. Williamson, The Mechanisms of Governance, Oxford University Press, 1996.)

 

[ここがポイント]
◎ ノーベル経済学賞受賞経済学者ウィリアムソンによる経済組織研究の学問枠組みとしての代表著書三部作の三作目。
◎ 『市場と企業組織』『資本主義の経済制度』に続き本著でその理論の精緻化、応用範囲の拡大を実現した。



プロローグ ガバナンスの機構
 1 制 度
 2 法学、経済学、組織論
 3 ガバナンス
 4 本書の概要


 第Ⅰ部 概  観

第1章 取引コストの経済学とカーネギーとのつながり
 1 1960年代のカーネギー
 2 取引コストの経済学
 3 結 論

第2章 チェスター・バーナードと誕生しつつある組織の科学
 1 バーナード
 2 サイモンとその他の人々
 3 取引コストの経済学:概念
 4 結 論

第3章 取引コストの経済学
 1 序
 2 背 景
 3 取引コストの経済学の運用化
 4 パラダイム:垂直的統合
 5 他の応用
 6 実 証
 7 公共政策への含意
 8 結 論


 第Ⅱ部 概念と応用

第4章 比較経済組織:固有の構造的代替様式の分析
 1 固有の構造分析
 2 ガバナンスの次元化
 3 識別的調合
 4 比較静学
 5 発展的議論
 6 結 論

第5章 信憑性のあるコミットメント:交換を支える人質の利用
 1 私的秩序形成
 2 人質モデル
 3 サプライヤーを巻きこむこと
 4 一方的取引
 5 双務的適用
 6 原油のスワップ取引契約
 7 結 論

第6章 経済制度:自発的ガバナンスと意図的ガバナンス
 1 概 観
 2 価格メカニズム
 3 名声効果のメカニズム
 4 逐次的短期契約
 5 社会主義の経済組織
 6 結 論

第7章 企業金融とコーポレートガバナンス
 1 エージェンシー理論と取引コストの経済学の比較
 2 プロジェクト金融
 3 拡張、修正、適用
 4 結 論

第8章 再分配政策と非効率の政治学と経済学
 1 市場の失敗
 2 再分配政策:対抗的概念
 3 意図された非効率
 4 考えうる例外
 5 結 論
 後 記


 第Ⅲ部 組織論

第9章 取引コストの経済学と組織論
 1 序
 2 制度経済学
 3 三層の図式
 4 組織論の貢献的価値
 5 取引コストの経済学:その戦略
 6 追加的規則性
 7 未解決の緊張
 8 結 論

第10章 計算づく志向、信頼、経済組織
 1 計算づく志向
 2 計算づくの信頼
 3 ハイフン付きの信頼
 4 ほとんど計算づくでない信頼
 5 結 論


 第Ⅳ部 公共政策

第11章 独占禁止の制限
 1 独占禁止の論理
 2 独占禁止のフィルター
 3 戦略的行動
 4 最近の独占禁止法違反の訴訟
 5 結 論

第12章 戦略化・経済性・経済組織
 1 経済性、その一般論
 2 比較契約論
 3 日本企業
 4 結 論

第13章 経済発展と経済改革の制度とガバナンス
 1 経済発展と経済改革:概観
 2 新制度経済学
 3 制度は重要である
 4 ミクロ的分析
 5 私的秩序形成
 6 いくつかの応用
 7 結 論


 第Ⅴ部 論争と見通し

第14章 取引コストの経済学と進化する組織の科学
 1 大 学
 2 私の研究史の因果関係
 3 1970年以前
 4 1970年代
 5 1980年以降
 6 反芻と見通し


用語一覧

『ガバナンスの機構』の意義と課題——解題にかえて(石田光男)

参考文献
初出一覧
索  引

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