人文系、社会科学系などの垣根を越え、読書人のための知の道しるべをめざす雑誌『ミネルヴァ通信「究」』。河合俊雄、小林慶一郎、新宮一成、臼杵陽ほか充実の連載陣。
書物逍遙
豊かな人生の粮 (伊井春樹)
こころの最前線と古層(一三)
心理療法におけるイニシエーション(河合俊雄)
時間の経済学(二四)
新しい社会契約(小林慶一郎)
ユーラシア・ダイナミズム(六)
二〇年後のいま、草原を洗う中国経済の波(西谷公明)
連続体の人類生態史(一八)
食人習慣とプリオン病と進化(古澤拓郎)
育児と仕事のエスノグラフィー(一六)
共働き家庭では「教育力」が低下しているのか(額賀美紗子)
声の言葉と手の言葉(三)
コトバの規則(菊澤律子)
虫たちの日本中世史(一二)
機織虫の織る衣(植木朝子)
ラカンの崇高、フロイトの不気味(一五)
崇高の美学と人間の尊厳(新宮一成)
人と人が繫げた日米関係(三五)
試練と忍耐の時代⑶(簑原俊洋)
京都町家歳時記(二八)
二百年の音澄む(山中恵美子)
ミネルヴァ日本評伝選「自著を語る」
道理を信じ、道理に生きた「高尚で勇気ある生涯」(貝塚茂樹)
中東の語り部たち(三九)
戦前知識人の中東観⑸(臼杵 陽)
歴史学の古典を読む(一六)
近代法制と清代中国(岡本隆司)
本をめぐる声
「本読むの、すき?」(文苑堂書店 一杉亜津子)
京都再発見
京都紅茶(椿堂茶舗)
■編集後記 ■ミネルヴァ書房2017年9月 新刊案内
■表紙作品/石川九楊「墨痕(すみあと)2017.9」